恋愛以外なら「一歩踏み出すことをためらわない」


40代、50代になると、何をするにもなぜか「最初の一歩」がなかなか踏み出せない。だからこそ「何しろ一歩踏み出したことが、よく頑張ったなと思います」と、芙美について語る小林さん。でもご自身は、「恋愛でなければ(笑)一歩踏み出すことは、全然ためらわない」タイプなのだとか。45歳の時には、ずっと興味があった日本文化を学ぶために大学へ進学しています。

 

「とりあえずは始めてみますね。なんでもやってみないとわからないと思うし。大学に入ったのはそれがちょうどいいタイミングったから。忙しい若い時と違って、時間の余裕もでてきて、なんとかいけそうかな、と。もっと後にしたらいろいろしんどいだろうな、という年齢だったし、ラストチャンスと思った気がします。
昔から気にはなっていたけどそのままにしていたものを、今になってちょっとずつ整理している感じですかね。ピアノもそのひとつです。上手になったらリサイタル、やりますよー。奇跡の老女ピアニスト(笑)」

 


大学で妙に浮いてしまいはしないか。親子ほども離れた同級生とコミュニケーションはうまくいくのか。いろいろ考えてしまいそうな気がしますが、小林さんはなんと同級生と卒業旅行まで行ったのだとか。

 

「人と一緒だとついつい譲ってしまいがちで、本当にやりたいことは一人で行動するタイプなんですけど、学友たちには『アタシ、お母さんと同じくらいだからね』って言い聞かせて、優しくしてもらいました(笑)。でも友達をつくるために大学に入ったわけではないし、どう考えてもすでに浮いているし(笑)、そこは気にしませんでした。やりたいことをやりにいっているだけで、それができれば十分」