ノババックスワクチン、オミクロンに対する効果を医師が解説
山田 というのも、ファイザーやモデルナのmRNAワクチンもノババックスワクチンも、ウイルスの模型を作って、その模型で防災訓練をしています。ですが、この模型はあくまで初めて見つかった新型コロナウイルスを型にして作っていますので、オミクロンに対しては少し効果が変わってきています。効果が少し落ちている可能性はあるかもしれません。
ですが、mRNAワクチンは重症化予防に関してはまだ十分期待できると言われていますし、その辺りはノババックスワクチンでも確保できる見込みが高いのではと思います。
ノババックスワクチンの副反応は?
碓氷 副反応についてはいかがでしょうか?
山田 直接的に条件を揃えて比較しなければどちらが良い悪いとは言えませんが、体の中で起こすことは両ワクチンとも同じなので、予想される副反応は近いものです。
例えば、注射部位の痛みが一番多く、特に2回目接種で痛みを感じたと報告されています。それ以外では頭痛、筋肉痛、だるさ、吐き気、発熱も報告されていますが、ほとんど軽症だと報告されています。
ですので、ファイザー・モデルナの副反応が辛かったので別のものを試したいという場合には、ノババックスワクチンは良い選択肢になるのではと思います。
碓氷 ありがとうございます。今日はもう一つ、モリスさんからも質問をいただいています。
「献血が趣味です。よく血管が細いと言われます。血管が細いと注射針が差しにくく、採血する方に迷惑をかけています。血管が細いと困ることはあるのでしょうか? また、血管を太くする方法はありますか?」
という質問です。
山田 ご質問ありがとうございます。血管が細い方はやはりいらして、血液検査や点滴で苦労することは私自身よくありますね。
碓氷 そうなのですね。ちなみに、血管を太くする方法はあるのでしょうか?
山田 はい、血管を太くする方法というのもあります。
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