私は映画館で映画を観るのが好き。
今年に入って既にもう2本、
月末にも観に行く作品があるので
1月で3本観たことに(笑)
本でも映画でも、
料理をするシーンが出てくるものに
特に惹かれます。
人がキッチンに立つ姿や
おいしそうにテーブルを囲む姿が
好きなのです。
その中でも何度も、
繰り返し観てしまう邦画が
『little forest リトル フォレスト』

生きる=食べる=作る
食べるために作る
生きるために食べる
本当にそうだなぁと。
この映画に出てくる人達には、
『仕事』という言葉より
『働く』という言葉がぴったり。
岩手県奥州市で
1年かけて映画をとり、
木の枝から雪が落ちるのを
黙って待つといった
移り行く季節を何時間も何日も
自然と向き合った姿が
スクリーンを通して伝わってきます。
(↑実は、夫の実家近くでもあります!)
そして作るシーンや食べるシーンが
もうとにかく格別。
おいしい瞬間を
とても丁寧に捉えています。
フードディレクションは、
野村友里さん率いる《eatrip》が
原作に登場するレシピを忠実に再現。
ウスターソースとぬてらのシーン、
クスクス笑えます。

美しい景色とともに響く
シンガーソングライターYUIが
FLOWERFLOWERのバンドとして
書き下ろした4曲もさらに深みや厚みを
加えています。
セリフも少なく、
ストーリーもゆっくりすすむこの映画。
それなのに観終わったら、
自分の手で何かを作り出してみたいと
刺激される映画になること
間違いなしなのです。
季節が巡って
『夏』になったら、また『夏』を。
『冬』になったら『冬』を観て欲しい。
それが監督の願いだそう。

私もまたその一人。
今夜はブランケットにくるまって
冬/春編をみたいと思います。
そしてキッチンに立とう。
インスタグラム SOUPRUI
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