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“ハイヒールをはいた僧侶“が「新月・満月のパワーウィッシュ」を活かすヒントを公開!「仏教」と「月星座」の教えで幸せに!

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センスを司る「月星座」に着目した引き寄せ占星術を得意とし、新月・満月を使った願望達成メソッド「パワーウィッシュ」を提唱している占星術家Keikoさん。「パワーウィッシュ」は、世界6ヵ国語に翻訳され海外でも大反響! Keikoさんと様々なゲストの方との対談を通して、「風の時代」本番を生きていくヒントをご紹介する連載です。

今回、Keikoさんと対談するのは、海外を活動拠点とする世界的なメイクアップアーティスト、西村宏堂さん。宏堂さん自身、Keikoさんの新月・満月のパワーウィッシュを実践されていることから、今回の対談が実現! 

西村宏堂さん
メイクアップアーティスト、浄土宗の僧侶。ニューヨークのパーソンズ美術大学在学中から、メイクアップアーティストのアシスタントになり、その後独立。ミス・ユニバース世界大会をはじめ、海外セレブやモデルのメイクを手かげ、高い評価を得ます。LGBTQの当事者でもあり、Netflix番組『Queer Eye』にも出演。著書に『正々堂々私が好きな私で生きていいんだ』(¥1430)がある。

Keiko

月を使った開運法「Lunalogy®」および新月満月を使った願望達成法「Power Wish®」創始者。(株)電通退社後、「占星術は占いではなく、星のエネルギーを読み取るスキル」というポリシーのもと、独自の切り口で開運情報の提供を開始。Keiko’s Power Wish Academyでは毎月新月と満月の日に願いを叶える効果的な文章の書き方(パワーウィッシュ)を天空図付で解説中。『Keiko的宇宙にエコヒイキされる願いの書き方 新月・満月のパワーウィッシュ』『パワーウィッシュノート2021』など著書多数。

Keiko’sパワーウィッシュアカデミー https://mi-mollet.com/powerwish
Webマガジン「Moon Sign」 https://ks-selection.com/blog


宏堂さんは、「性別も人種も関係なく皆平等」というメッセージを発信し、国連本部、増上寺でも講演。20年、初の著書『正々堂々 私が好きな私で生きていいんだ』を出版。NHKやNetflixのドキュメンタリー番組『Queer Eye』にも出演。21年TIME誌「Next Generation Leaders」にも次世代のリーダーとして紹介されました。

風の時代を索引するお二人に、初対面ながら和気あいあいと語り会っていただきました。

 

Keikoさん(以下Keiko):今日は、お会いできるのを楽しみにしていたの。宏堂さんは、『パワーウィッシュ』をどうして知ってくれたのかしら?

西村宏堂さん(以下西村):『パワーウィッシュ』は、片づけコンサルタント近藤麻理恵さんのお弟子さんから紹介されたんです。紫色の『パワーウィッシュノート』(2021年版)と、金色の『新月・満月のパワーウィッシュ』でした。それを拝読してから、新月と満月の夜には、自分の願いが叶ったところをイメージしてパワーウィッシュを書いて、コラージュではなくて自分で絵を描いています。

宏堂さんがニューヨークの美大時代に描いた作品。

Keiko:宏堂さん、美大出身ですもんね。自分で絵を描くってすごい! イメージングが目的ですから、本当は、皆さん自分でイラストが描けるならそれがベスト。でも絵を描けない人が多いのでコラージュにしているんだもの(笑)。
すでに、パワーウィッシュマスターですね。素晴らしい。ぜひ、パワーウィッシュアカデミーで、イラスト講座もってもらいたい。

西村:イラストは簡単でいいと思いますよ。自分を描くときは棒人形でもいいので、それに名札をつけてあげます。例えば自分がロンドンに住みたいと思ったら、自分の横にビッグベンの時計台を描いたり、人を笑顔にしたいと思ったら自分の周りにニコちゃんマークを描いたり。

私は、自分が周りの人に愛を注ぎ、その愛が周りから返ってくるという状態を表すために、自分の隣にハートを描き、外側に矢印を書きます。そしてそのハートが巡り巡って自分に返ってくる、リサイクルのマークみたいな絵を描いたりしています。

願いを引き寄せるためにはイメージすることや絵を描くことも大切ですが、心の中にあるブロックを外していくことも大切だと思います。以前の私は、自分が成功したら、周りの人に妬まれるんじゃないかなと心配していたことがありました。なぜか成功や幸せには限りがあると思っていたんです。でも、引き寄せの本を読んでいたら「幸せには限りはありません。なぜなら、求めているものは1人1人違うからです。」と書いてあり、じゃあ自分は自分の幸せをたくさん叶えてもいいんだと思えたことで、自分の夢を叶えたいと強く思うようになりました。

東京港区にある宏堂さんのご実家にKeikoさんが伺いました。

Keiko:幸せは1つの牌をみんなで奪い合うものではないと、よく言うの。私が天賦のセンスを表す“月星座”をベースに開運を考えるのも、1人1人、生まれながらに持っている個性も長所もまるで違っていていいし、どれがいいともいえない。人それぞれ適材適所で、輝けるものがあるからなの。

月星座は12パターンあるけれど、自分の月星座の特性を存分に活かしている人ほど周りからも好かれているなと感じます。

西村:生まれながらに持ったセンスや個性を伸ばせば、自分の自信にも繋がりますよね。私が考案した、自分を好きになるゲーム『ほめ殺しゲーム』を紹介させてください。信頼できる友人と「お互いの内面と外見でいいと思うところを10個ずつ伝えあおう」と提案するんです。最初は少し恥ずかしいかもしれませんが、自分では見えていない自分の長所を知ることができます。このゲームを5人くらいの人とやると、みんなが共通してほめてくれるところが見つかります。自分の良さを客観的に教えてもらえるので、自分のパワーになるんです。なんだか、Keikoさんの月星座の特徴を知って生かすこととリンクしている気がします。

Keiko:月星座も、1人1人の本質を表します。1人1人違っていい。風の時代は、個人個人の時代、多様性の時代! 苦労を積み重ねてピラミッド型の社会を生き抜くのは、もう地の時代の遺物ともいえる古い哲学ですね。

念願だったミス・ユニバース世界大会でメイクアップする宏堂さん。2018年のスペイン代表は、ミス・ユニバース世界大会では史上初のトランスジェンダー女性だった。

西村:これからは周りの人に合わせるよりも、自分を大切にすることでこそ、周りの人たちも幸せになれる時代だと思います。仏教の修行中に「自分の心に嘘をつくことは罪」だと学びました。世間の目を気にしたり、他人のことを思いやるあまり、自分の気持ちを無視して無理を続けることには注意です。ガマンをしたために、仕事に集中できず人にもキツく当たってしまったら、周りの人のためにもなりませんよね。私はストレスで体調を崩して、家族を心配させたこともありました。周りの人のことを本当に思うのであれば、自分の心に正直に生きていかなといけないなと気がつきました。

Keiko:私も、企業務め時代、しんぼう、ガマンが美徳という地の時代の象徴を生きてきたし、たくさん見てきたの。
でもガマンは、心と体を蝕んでいく。その人の本来のエネルギーもオーラも小さくなり、流れず回らず展開せずに滞ってしまいます。
その人が、本来のままで明るく元気で気を発していると、それが他の人にもいい影響を与えて、他の人も幸せにできる。
人を幸せにするためにも、ガマンはしちゃいけない。

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