④海外の中では治安がよいこと


治安がよいと言われる日本に長く住んでいるので、やはり治安のよさも譲れませんでした。カナダは海外の中では比較的治安がよいと言われています。もちろん、夜にひとりで暗い道を出歩かないなど、注意点はあると思いますが、住んでいる人から「日本と同じくらい安心」と聞いたこともあります。
治安の面だけでなく、「もっとも住みやすい国」のランキングなどでも、カナダはよく上位にランクインしているほど魅力な国と言われていますよね。

 

⑤移民が多い国なので、アジアンヘイトが少ないと言われていること


カナダは経済の活性化を目的として、移民を積極的に受け入れる政策をおこなっている国です。そのため、世界中のいろんなところから移住してこられた方も多く、いろんな人種の方が集まっています。だから、アジア人の私たちも浮くことがないのも魅力に感じました。

番外編
親がカレッジや語学学校に入れば、子供の学費を高校まで無料にできる制度があること


私の場合は、子供が1人であることと、学校に時間を取られて仕事ができないのが困ることから今回は利用していないのですが、親が公立のカレッジに入学すれば、その期間は子供の学費(公立校)を無料にすることができるのもカナダ留学の大きなメリット。親の学生ビザに子供を付帯させる形になります。
親が学校に行っていれば、子供が2人いても、3人いても子供の学費は無料なので、子供が2人以上いれば、自分の学費を払うほうが、金銭的な支出は少なく抑えることができます。子供が2人以上いて、2人ともを日本の私立の学校に通わせるよりも、断然安くなりますよね!

注意点は、子供の学費を無料にするためには、親がディプロマやディグリーを取得できる公立校のコースに1年以上通わなければならない点です(州によってルールが異なります)。ケベック州など一部の地域では、親が6か月以上語学学校に通うだけで子供の学費が免除されるシステムがあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。


次回は、いろんなものを手放してまで、海外移住を決意できた理由を紹介します。

構成・文/高橋香奈子

前回記事「「小学生の子供に中学校受験よりも留学が向いているかも」母親がそう思った理由」>>

 
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