2022年8月から小学生の息子と一緒にカナダへしばらく移住をすることにしたファッションエディターが発信。母子留学を考え始めたきっかけから出発当日までの準備、渡航後は現地の学校や暮らしをリポートする連載です。3回目は、中学校受験を断念したあと、母親が息子を海外留学に誘った理由とは?

 

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小5で塾を辞め、中学受験を断念した私と息子。
今さらながら、息子の性格や将来をじっくりと考えたことから、私は息子に「お母さんと一緒にカナダに行かない?」と声をかけたのです。
受験断念から留学へ切り替えたことは、周りにとてもよく驚かれるのですが、私の中では主に3つの理由がありました。


理由①受験に追われず、伸び伸びと過ごさせたい

「留学が向いている性格って?」小学生で親子留学を決めた母が思う子供の性格と、これまでやってよかったこと_img0
 

これからは息子のよいところを伸ばせるように過ごしていこうと決めたものの、中学受験を辞めても、次はあっという間に高校受験。そして、大学受験。このままだとまた塾に通わなけらばならない日がきます。そして、偏差値が高いことが素晴らしい、いい学校に入れることが素晴らしいという流れからは逃れることができません。もちろん、それはすごいことなのですが、私と息子が求める未来ではありませんでした。
 

理由②図工やプログラミング、家庭科が得意な息子は、日本では評価されにくい

「留学が向いている性格って?」小学生で親子留学を決めた母が思う子供の性格と、これまでやってよかったこと_img1
 

息子が得意なのは、図工にプログラミング。そして家庭科。図工はよく表彰されているし、だれに教わったのでもないのに、パソコンが得意で、ワードにエクセルにパワーポイントと、いつの間にか使いこなしています。家庭科は調理実習も裁縫も楽しそうにやっています。運動も得意で、習い事の野球でもよく褒めてもらえます(すべて親バカですみません)。

でも、日本では“肝心”と言われる勉強はそんなに得意ではありません。4教科の中で好きなのは理科くらい? いくら図工や家庭科が得意でも、勉強ができないと偏差値教育の日本ではいい評価をしてもらえません。

私は息子が幼いころから「やればできるよ!」って育ててきたのに、いつの間にか「どうせ僕はできないんだ」というようになってしまって。このままではダメだと強く感じるようになりました。
 

理由③出る杭は打たれる、じゃない環境のほうが息子のよさを伸ばせそう


公立の学校に通っているからか、「みんなと同じが正解なんだ」と感じることがよくありました。息子はおとなしいタイプではないので、なんだか窮屈そうに見えることも。

そういうわけで、留学について調べれば調べるほど、息子は海外のほうが自分らしく過ごせるかもと思ってきたのです。
 

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【写真】カナダ母子留学までの流れ
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