コロナ感染者の増加に伴って、医療現場のひっ迫が報道されています。重症化リスクに該当する基礎疾患などがなく、ワクチン接種も完了している方ですと、仮にコロナに感染した場合でも、重症化を起こす懸念は非常に低いです。
今回は、「もし、コロナ陽性になったら」と想定し、自宅療養をする際に気をつけたいことについて、ポイントごとに解説していきます。

 


コロナ感染が疑わしい場合、病院に行くべき? 行かない方がいい?


重症化リスクに該当する基礎疾患などがなく、ワクチン接種も完了している方が実際に病院に行った場合、どんなことが起こるかを想定してみましょう。
現在、発熱外来やクリニックは非常に混雑しています。3〜4時間待ちというケースも多く、医療機関にかなり負荷がかかっている状況です。
仮に3〜4時間待ちで、順番が回ってきたとしましょう。多くのクリニックでは、抗原検査が行われます。そして陽性が確認され、コロナと診断された時に処方されるのは解熱鎮痛薬で、実は市販でも手に入る薬です。そしてその後は、自宅で様子を見てください、という流れとなります。
病院に行って4時間待ち、抗原検査を受け、市販でも手に入る薬をもらう……。であれば、この4時間待ちを解消し、限られた医療リソースを本当に必要な方に提供する、という工夫が必要かもしれません。