●ダンス
・子供の頃から憧れていたバレエを習うことにした。
・若い人が踊る姿がカッコよくて、自分もヒップホップを始めた。

最近は、「大人バレエ」というジャンルがあり、大人になってからバレエを学び始める人もいます。年齢を気にしないで、好きなこと、憧れていたものにチャレンジするのはいいことです。
現実的に、40代、50代、60代と、10年単位で「できること」が変わってくるので、今やりたいと思ったことは後回しにしないで、今始めたほうがいいでしょう。
今諦めてしまうと、10年後はもっと諦めなくてはいけなくなることもありますしね。

●茶道
・抹茶が好きなので始めた。
・家で和菓子と一緒に抹茶を味わいたくなった。

茶道は敷居の高いイメージでしたが、抹茶ブームからハーゲンダッツやスタバでも抹茶メニューができ、より親しみのあるものになったことや、映画『日日是好日』(大森立嗣監督)やその原作本に触れて、茶道に興味を持った人がいるということをよく聞きます。
茶道の世界は奥深いので、お茶を通じて人生の深みを感じることもあるでしょう。

 

●手芸
・ハンドメイドアクセサリーを作り始めた。
・古着をリメイクしたくて、着なくなった服をクッションカバーやエコバックなどにしている。

最近は「メルカリ」でハンドメイドの商品がいろいろ出品されています。趣味としてだけでなく、副業にもなり得そうです。

●新たな仕事
・無理なダイエットで体を壊したときに食養生(食べ物によって、病気の予防や健康維持を目指すこと)に出会い、ホリスティック望診法カウンセラーの資格を取得した。
・子供が通っているプリスクール(英語で幼児教育をする認可外保育施設)が人手不足だったので、ボランティアで手伝ったのがきっかけに、スタッフとして仕事をすることになった。

私の周りにいる映画プロデューサーの女性は、50代中盤になって、自分で作ったビールを提供するクラフトビールのお店をオープンしました。一からビールの作り方を学び、お店は居ぬきの元中華料理店を自分でもDIYをして、スタイリッシュな建物に改造していました。

いくつになっても、好きなことにチャレンジする人は魅力的です。自分の体の声を聞くことは大切ですが、「●歳だから、もうできない」といった誤った決めつけで諦めてしまうのは、もったいないですよね。

その他、楽器(ピアノ、ドラムなど)、二次創作小説制作、手話、川柳、カリグラフィー(文字を美しく見せる手法)、組紐(糸を使って組み上げる日本の伝統工芸品)制作、大学院入学などがありました。

とはいえ、新しいことを始めたくても、なかなかスタートできないという人は多いことでしょう。そういう人がまずやってみるといいことは何でしょうか。次のページで紹介します。