2019年に出版された『「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」の法則』の著者であり、自他共に認める“ユニクロ愛好家”としても知られるエディター伊藤真知さんが、この夏、リアルに買う&買ってよかった「ユニクロ名品」をレポートする連載がスタート! ついつい手抜きになりがちな夏の着こなしをちょっと新鮮に、素敵に見せてくれるイチ推しのアイテムを8回にわたってご紹介します。
 

 Recommend item  8 
“ド定番”すぎない一枚で
「ボーダー&スウェット」上手に!

 

最終回の今回は、いよいよ本格的に秋を意識したアイテムのご紹介を。着るものに悩む季節の変わり目に、あると便利なボーダー&スウェット。カジュアルで日常使いしやすい、定番ゆえに種類が多い、価格的にも手が届きやすいなど理由はさまざまありますが、いちばんはやっぱりその素材感。多くはコットン100%(もしくはコットンがベース)なので着心地が軽やか。最近は10月くらいでも汗ばむ日があったりしますが、そんなときでも洗濯機でザブザブ洗えて楽ちんです。

そんなお気楽な2大トップス。大のカジュアル派の私にとっては欠かせないアイテムですが、ふだんあまりカジュアルな格好をしない方にとっては、少し難しく感じたり、好き嫌いが分かれるアイテムかもしれません。実際もう何年もきれいめなブラウスやスカートで通勤している友人にとっては、ボーダーもスウェットも“休日服”。どうしてもほっこり見えたり、女性らしさに欠ける気がするのでほとんど着ないという声があったりも。

そういった方にひとつアドバイスをさせていただくとしたら、カジュアルこそ“ド定番は狙わない”ということ。たとえばボーダーだったら、王道の白×黒や白×ネイビーをやめ、ちょっと明るいカラーボーダーを選んでみるのもひとつの手だと思います。

 

ボーダーTシャツ¥1990/ユニクロ スカート¥18700/クードル(MIKIRI) バッグ¥27500/ヤングアンドオルセン ザ ドライグッズストア(グーニーPR) サンダル¥6930/アクテ ピアス¥7480/ファシアータ、ネックレス¥9900/エイチアッシュ(ともにフォーティーン ショールーム)

こんなふうに色が赤に変わるだけで、新鮮さはもちろん可愛さも出るので、女性らしいスカートとも合わせやすくなりました。ビーサンを合わせてもラフになりすぎないので、ご近所感が出にくいのもありがたい(笑)。 

ちなみにこのユニクロの「ボーダーTシャツ」は、着丈がちょっぴり短めのボックスシルエットも特徴的。この“短め丈”というのは今年のトレンドを象徴するデザインなので、手持ちのボトム(とくに黒やデニムなど!)に合わせても、昨年とはひと味違った雰囲気に仕上がるのもうれしいところです。

 

カラーボーダーというだけでも十分洒落感は出ますが、華やかさをもうひと盛りするなら、大ぶりのネックレスをプラスしてみても。横に開いたボートネックに縦長な印象を加えることで、顔まわりもシャープに見えます。秋冬は色合いが深まるぶん、やはりこっくりとしたゴールドがお似合い。とくにチェーンはボーダーとの相性も抜群です!

前回の記事でもご紹介した旬配色のベージュ×ネイビーや、ネイビー×グリーンなど、白じゃない地色を選んでみるのもちょっと新鮮。定番のモノトーンももちろんあるのでご安心を! ボーダーTシャツ各¥1990/ユニクロ
 
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