ブログが少し時間空いてしまったのですが、猛暑の中、あちこちと動いていました。夏の定例でもあった料理家さんたちを連れての菊池アグリツアーを3年ぶりに開催。

今年はまた新しい生産者さんとの出会いにも恵まれ、さらに充実した内容になりました!

今年は菊池渓谷からスタートしたツアー。荘厳なる自然の造形美は何度見ても圧巻。 震災後や雨などが重なりハーフコースで断念し、3年ぶりに念願のコンプリート。最初からハードでしたが、来れて良かった!これからの季節、秋の渓谷もきっと素敵!

 

その中で、私も初めましてなユニークな農業と取り組みをされているジャームラさんこと村上厚介さんとパートナーである井上牧子さんとの出逢いはとても新鮮に残っています。

 

菊池の中でも人里から少し離れ、山の天辺と言ってもよいくらいに登ったところにロッジ風の素敵な建物が。

広大な敷地に、全て1本手植えの田園風景が目の前に広がります。見えるものは長閑で素敵なのですが、一本ずつ手植えは通常の田植え機では不可能。全て手によるもので、気が遠くなるほどの作業に言葉を失ってしまいます。

この時代、色々と新種が開発され「好み」に寄せられたお米がたくさんできる中、絶滅になりつつある在来種など、この土地に根付いた稲作にこだわり、かつ無肥料栽培というから驚き。この土地が持つ強さと個性を活かした農業を果敢に取り組まれています。

絶滅しかけていた在来米「穂増」。人気のもちっとした味わいではないのですが、力強く、生命力をしっかり感じるお米。一本植えならではのこの根太さは、幼少期から見てきた稲とも違う。

3.11の原発事故をきっかけに都会暮らしから一転、自給自足の暮らしへ。パートナーの牧子さんは鎌倉からの移住で、お二人の暮らしは質素ながらも心身共に健やかそのもの。

不便さはあっても自然と共存する生活は豊かに満ちていて、お二人の穏やかな笑顔は私たちが失いかけている「何か」を気付かされる貴重な時間でした。

経営されてる「発酵農園」はお味噌やお漬物など、「発酵」を原点に色々と発信されています。ものすごく美味しいのはもちろん、生産量も限られてるため、いつも即完売とのこと。 
シンプルライフ。憧れては見ても決して簡単ではない。自然を相手に日々対峙するお二人の姿勢に頭が上がらない。
一番驚いたのは、綿を紡ぎ、糸にし、編み物まで自らの手で行ってました。私たちは一体どの時代にタイムスリップ?(笑) それでもお二人のライフスタイルのセンスが抜群で、全てが素敵に映ります。
室内で干されてた美しい赤唐辛子。思わず齧りたくなりました!
発酵農園で購入したうどん素麺。こしのある麺は味わい深くものすごく美味しい。ただいまオンラインでも購入可能。

お二人との出逢いは、未来へ繋ぐ大切なこと、それと同時に「幸せ」に対する価値観を見直すきっかけとなりました。

心から感謝です。