骨盤底筋は頑張って鍛えれば、応えてくれる筋肉


ただ、骨盤底筋は本来、自分で鍛えられる、頑張れば頑張っただけ応えてくれる筋肉です。

場所がわかりにくく、意識しにくい筋肉ですが、尿道や腟、肛門のあたりを内側に引き込むようにキュッと締めるだけで鍛えられるので、普段からこの動きをこまめに取り入れましょう。

“おしも”を一生、自分でコントロールするために、「骨盤底筋」を鍛えましょう【産婦人科医・高尾美穂】_img0
 

尿もれしやすい人は、腹圧がかかる動きをする前に、おしっこがもれないようにキュッと我慢するイメージを持つといいです。

 

今、40〜50代だとしても、この先の人生、まだ40年はあります。
長い人生で、自分の〝おしも〟をコントロールしていけるかどうかは、人としての尊厳にも関わります。
そのためにも、自分でできることは今から積み重ねていくことが大切です。

“おしも”を一生、自分でコントロールするために、「骨盤底筋」を鍛えましょう【産婦人科医・高尾美穂】_img1

<新刊紹介>
『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』

著:産婦人科医  高尾美穂
定価:本体1600円(税別) 講談社

女性ホルモンに振り回される人生前半の40年と、ホルモンがなくなり落ち着く後半40年、そしてその間にある更年期という嵐の10年間。
自分がいま人生のどの時点にいて、体と心はどういう状況になっているのか。それが把握できていれば、対策はあるのです。
この本では、高尾先生が日常でできる解決策を教え、解決策がないことならば違う角度でのとらえ方を提案。また、女性がラクになる生き方のアドバイスもたっぷりと。
女性ホルモンとうまく付き合い、自分の人生を自分でデザインしていくために。
高尾先生が優しく語る111の「こうすれば大丈夫」を、ぜひ生きる指針にしてみてください。



編集協力/和田美穂
撮影/馬場わかな
イラスト/Shutterstock
 

“おしも”を一生、自分でコントロールするために、「骨盤底筋」を鍛えましょう【産婦人科医・高尾美穂】_img2
 


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