温かな言葉に癒やされると話題の産婦人科医、高尾美穂先生の新刊『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』(講談社)から、女性の体や心の悩みに安心と解決法を与えてくれるお話をひとつご紹介します。
「セルフケア」とは、自分の健康を
自分で守ろうという意志のこと
健康を保つためには、病院で医師に診てもらうだけでなく、自分で行う「セルフケア」も欠かせません。
セルフケアというのは、自分の健康を自分で守ろうという強い意志です。
では、どんなことをすればいいのかというと、日常生活の中で自分で決められることを少し変えるだけでいいのです。
セルフケアで大事なのが、運動量を増やすこととバランスのよい食事
セルフケアとしてできることの第一が、体を動かして運動量を増やすことです。
日常生活で、どれだけ運動量を増やせるかを考えた場合、まずできるのが通勤手段をどうするかということです。
私の場合は、車で移動せずに自転車で移動しているので、ここで運動量が増やせているわけです。
また、私は家で毎日ヨガをしていますが、30 分するのか60分するのかで運動量が変わってきます。
このように、自分の強い意志さえあれば運動量はいくらでも増やせますよね。
ヨガや瞑想、呼吸法などをすると、体だけでなくメンタルを整える効果も期待できます。
次に日常的に取り入れやすいセルフケアが食事です。
食事で大切なのは、何かを食べればいいとか、何かをやめればいいとかいうことではありません。
長年の研究でわかっているように、やはり大事なのは、たんぱく質、炭水化物、脂質の3大栄養素のほかに、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素がバランスよく含まれた食事を摂ることです。これをなるべく心がけましょう。
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