こんにちは。週のまんなか水曜日、いかがお過ごしですか?
今日は、古い「時間とつながる」の日にしたいと思います。

先日、府中市美術館で開催中の展示「アーツ・アンド・クラフツとデザイン」を見に行ってきました。

 


19世紀のイギリスで、ウィリアム・モリスの主導により始まった「アーツ・アンド・クラフツ」運動は、人々の暮らしとアートがぐんと近づくきっかけになったもの。手仕事を大切にし、美と実用性を兼ねた作品の数々は、まさに「デザイン」の始まりと言えそうですよね。

館内にはモリスが手がけたお馴染みのデザインはもちろんのこと、モリスとともに活動した様々なアーティストによる作品がいっぱい。特に最初に引き付けられたのは、上の写真で家の中に描かれている「格子垣」という模様です。生垣に咲くバラと、そこに集まる鳥を描いたデザインで、モリスが新婚の頃に住んでいた家の生垣がイメージソースになっています。

館内には「レッド・ハウス」と呼ばれたモリスの家をモチーフにした装飾があちこちにあります。かわいい!


新婚当時のモリスは、夫婦で暮らす家「レッド・ハウス」を、仲間たちに協力してもらいながら自分たちの手でデザインし、作り上げたのだとか。そのときの創作がとても楽しくて、その後の活動につながったようです。なんだかとても微笑ましいエピソードだと思いませんか?自分の大切な暮らしを彩りたいという気持ちから、この活動が始まったのですね。

ミュージアムショップで購入した「いちご泥棒」柄のコースター。


デザインの質や美しさを追求するあまり、その作業工程はどんどん複雑化。有名な「いちご泥棒」の柄は、一度インディゴ染めした生地を抜染して、さらに色を重ねるという非常に手間のかかる仕事を経て作られたそうです。そのため、暮らしに身近なアートを目指していたはずが、一般庶民には手の届かない高額な商品に。

それでも良いものはこうして時代を経て受け継がれるのですね。何年もの時代を経て、現代のプリント技術によって、こうして私の手元にかわいいコースターがやってきました。うれしいな。機械による大量生産を批判していたというモリスですが、こうして自分の作ったものが世代を超えて愛されていることを知ったら、きっと喜ぶのではないかしら。

それにしてもミュージアムショップって誘惑が多いですよねぇ。この他ポストカードと本も購入してご機嫌でした。(もはや本に至ってはモリスと何も関係ない)

さりげなく、館内の椅子にもモリスのデザインが。


府中市美術館は、大きな公園の中にあります。都心の美術館に比べたら規模は小さいですが親しみやすい企画展が多く、好きな場所の一つです。常設展示もなかなか興味深く、時に尖った作品もあるので見逃せません。


さて、本日のおやつです♪

美術館の最寄りの東府中駅からひと駅歩いて、府中のコワーキングスペースにあるカフェ「marble」でチーズケーキのプレートを。チーズの濃厚な味と、添えられたアイスの爽やかさがマッチして美味しかったです。


実はこちらのカフェには、私の本屋「はるから書店」の2店目があるんです。うふふ。

 


それでは、よい1日を!