ある日突然BTS(防弾少年団)に“沼落ち”したという小島慶子さん。
K-POPアイドルの枠を超え、全世界を席巻してきたBTS。なぜ彼らはここまで爆発的な人気を得たのでしょうか。BTSがどんなメッセージを発し、世界中の人々の価値観にどのような影響を与えてきたのか……。本連載では小島さんが、様々な立場の“BTSに精通する人々”との対話を通して、『BTS現象』を紐解きます。
今回は、音楽評論家で文化研究者のキム・ヨンデ氏と小島さんのオンライン対談が実現。BTSを音楽面で分析したARMYのバイブル『BTSを読む なぜ世界を夢中にさせるのか』の著書であるキム・ヨンデ氏は、メンバー7人のどんな部分にアーティストとしての才能や可能性を感じているのか? 個々の特色を掘り下げながら、グループとしての今後の展開も語れた対談を2回にわたってお届けしています。
キム・ヨンデ
音楽評論家で文化研究者。韓国大衆音楽賞選定委員。延世大学経営学科卒業。アメリカ・ワシントン大学音楽学博士課程修了。ソウルで生まれ、2007年からアメリカシアトルで住み、10年以上アメリカにおけるポップミュージックのマーケットとK-POPの動向を観察し、研究している。現在『ハンギョレ新聞』など韓国のメディアと、『New York Magazine ‐ Vulture』『MTV』など外国メディアに音楽評論を寄稿し、2017年YouTubeチャンネルを開設。BTSをはじめ多様なK-POPを分析・紹介する動画をアップロードしている。著書には 『90年代を飾った名盤50』『韓国ヒップホップ 熱情の足跡』(いずれも未邦訳)などがある。
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