「みそ汁濃度オーダー系男子」の衝撃

 

さらに強烈なエピソードがあります。これまた彼女がいる男友達の話。複数の友人と話している時に、その男友達がぽろっと言ったのです。

「俺、彼女にいまから味噌汁の濃さオーダーしてるんだよね」

正直、幻聴かと思いました。その場の誰もツッコミません。私もこの時はフリーズしてしまいました。あまりの破壊力のある発言に、知恵熱でも出るんじゃないかと思うほど混乱し、言葉を失ったのです。

えっと……、つまり結婚を前提にお付き合いしていて、結婚したら僕好みの濃さで味噌汁を作ってもらえるように、いまから好みの濃さを伝えていると。

てやんでいっ!!!

 

しかも驚くことに、その男友達、大学生時代は一人暮らしをしていて、自炊も手慣れたもの。料理は一通りできるんです。自分が料理ができないから彼女に作ってほしいのではなく、「自分の妻になる人には、僕好みの料理をしてほしい」ということらしく、さらに困惑。
「料理できるんだから、お味噌汁くらい自分で作ろうね♪」
と言いたかったけれど、それはそれは朗らかな表情の男友達を前に、結局何も言えずじまいでした。

こういう時にどう切り返したらいいのか、次なる機会に備えてシュミレーションしておこうと思います(と言いつつ、こんな人が他にもいたらびっくりなのですが)。