10月なのに最高気温10度の地域に住むエディターがこの秋冬、本気で探したのが「とにかく暖かい」ダウン。長時間外に居ても凍えない、納得の2枚を紹介します。

 

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きれいめのタウン仕様。ウールリッチの「ボウブリッジパーカ」

ダウン/ウールリッチ

東京からカナダに引っ越すとき、真っ先にスーツケースに入れたのがこのダウンです。何年も前からずっと欲しいと憧れていたダウンで、寒い場所に行くのをきっかけに手に入れました。

ウールリッチはダウンやアウターに定評のあるブランドなので、機能性の高さに信頼を寄せています。中わたはダウン90%、フェザー10%でかなり暖か。また、表面には撥水性と防風性がある生地を使っているので、小雨や風も安心です。

加えてデザインもおしゃれなものばかりで、特にこのボウブリッジパーカは、無駄のないすっきりとしたシルエットと、表面のマットな素材感、顔まわりを包み込むボリューミィ&ゴージャスなファーで、ダウンなのに大人っぽい印象が叶います。ウールリッチのダウンシリーズの中で、このボウブリッジパーカが不動の人気を誇ると言うのも頷けます。


独自の保温テクノロジー“オムニヒート”搭載。コロンビアの「サトルマウンテン ロングインシュレイテッドジャケット」

カナダで買ったので同じものはオンラインで見つけられなかったのですが、こちらのロング丈だと思われます。ダウン/コロンビア

そして、カナダに来てから買い足したのがこちら。アウトドアブランド、コロンビアのものです。

ダウンはウールリッチがあれば大丈夫だろうと思っていたのですが……。
先日、小学生の息子の野球の練習に付き添い、4時間くらい屋外に座りっぱなしの日がありました。そのときはまだ気温が10度までは下がっていなかったため、薄手のダウンで行ったのですが、それはそれは寒くて、凍えるかと思いました。なので、次回は絶対に高性能なダウン必須! と思ったのですが、砂埃も立つ屋外のグラウンド。お気に入りのウールリッチのダウンを着ていくのには少し勇気がいる選択でした。

と言うことで、もう少しこなれた値段で、機能的で、暖かいダウンがないかとスポーツショップを巡り、見つけたのがこちらのコロンビアのもの、というわけです。
 

ウールリッチのダウンを着ると、こんな感じ

ダウン/ウールリッチ カットソー/マディソンブルー パンツ/ユニクロ 靴/デイト

すっきりとしたシルエットなので、カジュアルになりすぎないところが気に入っています。

ダウン/ウールリッチ

前を閉じるとこんな感じ。ウエストがほんのりシェイプされており、表面には段々の切り替えがないスムースな生地も好きです。


ウールリッチのダウンの詳細をチェック

ダウン/ウールリッチ

袖口にはリブが付いているので、手元から風が入ってくるのを防いでくれます。フード部分には取り外し可能なファーがふんだんに付いています。驚きなのは、このファーがエコなフェイクファーであること。驚くほどフワフワで繊細なファーなので、リアルファーだと勘違いしていたほどです。

コロンビアのダウンを着ると、こんな感じ

ダウン/コロンビア インナー/ルフィル ニット/ユニクロ パンツ/ナイキ 靴/デイト

下に厚着できるように、1サイズ大きめを選んだので少しゆったりとしたサイズ感です。こちらも表面に段々がないものを選びました。


コロンビアのダウンの詳細をチェック

ダウン/コロンビア

このダウンのいちばんの魅力は、コロンビア独自の「オムニヒート」という保温テクノロジーが搭載されていることです。内側のシルバーカラーの部分には、ドット状のアルミニウムが張り巡らされており、体の熱を再利用して暖めてくれる仕組みだそう。暖かいだけでなく、通気性にも優れているのは、さすがアウトドアブランド。

あまりの暖かさに、「オムニヒート」を搭載した冬用のブーツも買ってしまったほどです。


次回は気温10度で4時間、屋外に居ても耐えられるコーディネートについて紹介したいと思います。


撮影・スタイリング・構成・文/高橋香奈子
 

 

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