皆さん、こんにちは。

私としたことがー!

中華風ローストビーフ丼とシューマイセット。

 

成熟スイッチ』(林真理子/講談社現代新書)

林真理子さんのエッセイが発売されていたじゃないですか、しかも講談社から。気づいていなかったよ~。誰か教えてくださいよ~!

気づいたきっかけは、〔ミモレ編集室〕内で悠さんと連載している選書企画。今週は、とあるメンバーさんに林真理子さんの『六条御息所 源氏がたり 上下』を選びました。私が記事の更新当番だったので、Amazonページで書名などを確認していたところ……、あれ? 新刊が出てる! ポチ!(kindle万歳)


林さんの作品は、発売されれば内容の確認もせず無呼吸でゲットする私。しかも本書は、いわば『野心のすすめ』の続編。人生論エッセイ、お待ちしておりました。

山梨から上京した少女がコピーライターになり、女性の本音炸裂エッセイ『ルンルンを買っておうちに帰ろう』でブレイク。メディア露出しまくり、小説家に転向して直木賞作家に。いまや文壇の大御所として、執筆に社交にボランティアに華麗なる日々を送る……。そして今年、ご出身の日本大学理事長に電撃就任。

「ハヤシさんて私の三倍生きてる」

脚本家・中園ミホさんにそう言わしめるマリコ先輩のバイタリティ。ひれ伏します。ありがたやありがたやと拝みます。爪の垢を煎じて飲みたいです。

 

『野心のすすめ』(二〇一三年)が「野心」という肉が詰まった焼肉弁当だとしたら、この本は「成熟」の幕内弁当と言えるかもしれません。

まえがきでまず、心つかまれました。確かに、野心ってシンプル。一方、成熟は複雑で多様。焚火にひたすら薪をくべるような『野心のすすめ』と違い、林さんのお洋服についているたくさんのポケットから次々にカラフルなクッキーが出てくるような……。そんなもりだくさんの一冊です。

 

第一章 人間関係の心得
第二章 世間を渡る作法
第三章 面白がって生きる
第四章 人生を俯瞰する

四つの成熟のテーマについて、林さんが自身の経験を面白おかしく紹介しながら紐ときます。自己開示の気前の良さも林さんの魅力! 人生の先輩の失敗談から学べることって多いですよね。同時に、「私はこういうところがエラかった」とあっけらかんと自分をほめているところもあっぱれ。山あり谷ありな人生とがっぷり四つに組んできたことで、自意識のバランスをとるのが上手になったのだろうな。

「私はもっと評価されるはずなのに!」「もっと新しいことに挑戦したい!」そんな自分の本音を大事にして、他人の評価から逃げなかったことが、今の林さんを作っているのだなと実感しました。あー、いい本だった。もう一回読み直そう。

成熟とは、「昨日のままの自分だと、少しつまらないよ」ということでもあると思います。

マリコ先輩の言葉をかみしめながら、金曜日頑張ります! いつかどうか、先輩にお会いできますように。

 

中華ランチの多い一週間でした。初・餃子の王将記念にパチリ。平松洋子さんの、餃子の王将初訪問エッセイを読みながら。