先日、帯のデザインをしたとブログでご報告させていただきました。
もうひと柄もご紹介させて下さい。

「雪輪にルビーの瞳が宿るうさぎ」
うさぎは来年の干支ということもありますが、
お月見や真っ白いふわふわの毛の温もりを感じると、
秋や冬にとても出番が多くなります。
雪輪は吉祥文様のひとつ。
毎年、楽しんでもらえたらなと思います。

また、見た瞬間の気持ち次第で、
うさぎから伝わるメッセージも多様に感じられたらと思い、
静かな瞳を宿したお顔に。

私のイメージは、若い頃、三十三間堂で初めて拝んだ
千手観音様。
優しくて、慈愛に満ちていて。
ただ決して甘やかすようなお顔ではありませんでした。

そしてなんと!
このうさぎさん、ありがたいことに、きもの専門誌『美しいキモノ』さんでご紹介していただきました。しかもともさかりえさんがご着用くださったのです。
恐れ多く、とてもありがたく感謝ばかりです。
絵を描く仕事に憧れ、その夢に向かっていた若いころの私に報告したい!
一歩、夢に近づいているかもしれないよ、と。
文章を書く。
絵を描く。
伝えたいことがきちんとあれば
きっと誰かの心に届くはず。
その誰かに、幸せな気持ちになってもらえるといいなと思います。
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