「視野を広げるきっかけ」に変えよう
コロナ騒動によって何を学んだのかは、人によって違いますが、個人的には、「もっと視野を広げていくことの大切さ」を学習しました。
私たちが普段見えていることというのは、一部に過ぎないので、「なぜ、こんなことが起こっているのか」について、根本的な原因や背景が分からないことが多いのです。
それは単に「ウイルス」について知るだけでなく、「人間の体の仕組み」、そして「組織や社会の仕組み」「お金の流れ」「歴史」などについて自ら調べて学んでいくと、新たに見えてくることはあるかもしれません。
たとえるなら、自分が会社でリストラされたとします。“いち従業員の視野”だと、「こんなに真面目に働いてきたのに、理不尽だ」と被害者意識を抱き、腹が立つかもしれません。
でも、「会社はどんな経済状況なのか」「トップはどんな考えを持つ人なのか」「どんな企業と取引をしていて、その取引先はどんな経済状況なのか」など視野を広げていくことによって、もしかしたら「今のうちにこの会社を卒業したほうがいい。もっと社員を大切にしてくれる、安泰な会社に転職しよう。リストラしてくれたことで、自ら辞表を出す手間が省けて、むしろよかった」という考えに変わることだってあり得るのです。
つまり、「知見を広げることで、考えや行動が180度変わることもある」ということです。
このコロナ騒動で私たちが何を学び、成長していくのか。それによって、「この出来事が、人生においてどんな意味合いになるのか」が変わってくるのです。
個人的には、「人生を変えるほどの出来事」の多くは、単なる偶然ではなく、人智を超えた力によるものであると感じます。だからこそ、辛い出来事でも、受け身のまま被害者でいるよりも、そこに隠された大事なメッセージを学び、成長したほうが、「その出来事によって、人生を好転させる結果になり得る」と考えています(※とはいえ、すべてのパターンに当てはまるわけではありませんが)。
これからも私たちに「人生を変えるほどの出来事」は起こることでしょう。“その出来事をいい意味合いに変えられる強さ”を持っておきたいものですね。
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