大人になっても、仲の良い兄弟(姉妹)ばかりではありません。たとえ子供の頃は仲良くても、大人になったら悪くなってしまうこともあるでしょう。
「大人の兄弟(姉妹)関係」の問題は、気を付けないと血がつながっている分、容赦ない争いに発展しやすく、深刻な事態になりがちです。
どうしたら、兄弟(姉妹)とうまく付き合っていけるのでしょうか。

 

大人になってから仲が悪くなるのは、なぜ?

「大人の兄弟(姉妹)関係」血がつながっている分、容赦ない争いになることも_img0
 

「大人の兄弟(姉妹)関係」の問題は、どうして起こるのでしょうか? 
子供の頃から仲が悪い場合は、そもそも「相性が合わない」ということでしょうが、大人になってから関係が悪くなるパターンが意外と多いのです。

子供の頃は、兄弟(姉妹)がいると上下関係が生まれます。さらに、歳が近くて同じ性別だと、兄弟(姉妹)間で競い合いが出てきます。
基本、子供の頃は、上の兄、姉のほうが成長している分、弟、妹よりも勝っていることが多く、立場も上になりがち。それで関係のバランスがとれているところもあります。
でも、それぞれが大人になって自立しても、その“子供の頃の上下関係”を保とうとすると、関係がうまくいかなくなることは少なくありません。
大人になったら、「弟、妹のほうが、兄、姉よりも優れているところ」も出てきます。そうすると、これまでの力関係ではいかなくなってくることもあるのです。
 

役割を押し付けないことは大事!


大人になっても、「兄なのだから」「姉なのだから」「弟なのだから」「妹なのだから」といった役割を押し付けられてしまうと、窮屈な思いをしがち。
大人になった兄弟(姉妹)が、「役割の認識」が一致し、それぞれが納得しているのであれば関係はうまくいきますが、そうではないとモメてしまうことが多いもの。成人になったら、相手が弟や妹であっても、ある程度、対等に接したほうがいいこともあります。

また、大人になると、親の介護、実家やお墓の管理など、色々な問題が出てきます。でも現代は、経済面でも精神面でも余裕が持てるとは言い難い世の中なので、長男に頼れるとは限りません。役割を押し付けずに、みんなで協力し合ったほうがいいでしょう。

なかには、子供の頃は仲が良すぎたから、大人になったときの「環境の変化」によって関係が悪化してしまうこともあります。次のページで紹介します。
 

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