「私にチャンスをちょうだい」な装い

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テレビ番組「ディール・オア・ノー・ディール」のアシスタント時代。©️gettyimages

端的に言って、いわゆる“大部屋系”のポジションだった頃は、明らかに派手で露出が多め。装いも佇まいも顔の表情もそっくり「私にチャンスをちょうだい」というアピールだったわけですが、成功を目指す女優の卵なら当然のこと。
ただつい最近、テレビ番組「ディール・オア・ノー・ディール」のアシスタント時代、ボディコンにハイヒールで賞金の入ったブリーフケースを運ぶ役割だったことを振り返り、自分は“頭の悪い女性”のステレオタイプに当てはめられモノ扱いされたと、その番組を批判。


でもこれが、同時期に同じアシスタントをしていた女性たちに大顰蹙を買ってしまいます。自分たちはモノ扱いなどされたことはなかったし、この番組がチャンスをくれたのではなかったかと。

奇しくも、過去のキャリアに対しコンプレックスを持っていることを露呈してしまいました。しかも、そういう下積み時代の自分を恥じるというより、番組批判になってしまうところがこの人の特徴なのかもしれません。

 

話をもとに戻して、大きな転機となったのがご存知「SUITS」への出演。一般にも名前を知られるようになってくると、ファッションも次第に垢抜けていきます。ただ、これはこれで女優としての自己アピールの強さからか、露出は相変わらず多めでウルトラミニやシースルーという装いが目立ったりします。色使いも華やかで、時に全体としてバランスを欠くこともあったほど。

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2014年ニューヨークのファッションウィーク中に。写真:Shutterstock/アフロ

いずれにせよ、この人の女優時代のファッションは押し並べてとてもチャレンジングなのだけれど、それはモードなのかどうなのか、失礼ながらセンスがあるのかないのか、その辺がいまひとつよくわからないような見え方だったといってもよく。単純にそれは「私を見て!」という気持ちが強すぎることの表れではなかったかと思うわけです。