良い運気が入るか否かの鍵は綺麗な玄関?
次に紹介するのは、こちらも気の流れを良くする定番「玄関」です。こんまりさんはなんと、「玄関をいつでもピカピカにすると家の格が上がり、良い運気が入ってくる」ということで、玄関の床(三和土=タタキ)を高校生の頃から毎日拭き続けてきたのだそう。
実は玄関は、家の顔という側面だけでなく、神社の鳥居のような役割もあるといいます。くぐることで体についた穢れや厄を落としてくれる鳥居のように、通るたびにその日の汚れを引き取ってくれるのが玄関の床(三和土=タタキ)なのです。
毎日は無理だとしても、大掃除では重点的にやっておきたいポイントです。
家の中心を片づける
では、3番目の家のツボ「中心」はどこなのでしょうか。それは、玄関から家の中に進むにつれて空気感がフッと変わる場所。空気が渦を巻き、濃くなっているような感覚がする場所が中心なのだとか。試しにそうやって意識して玄関から入ってみると、何か感じることがあるかもしれません。
この中心を片づけることで玄関から入る風の通りがグッと良くなり、家全体が軽くなるのだとか。家の中心にはゴミを置かないこと。これだけ徹底していれば、「気の良い中心」が出来上がります。
年末に気合を入れて片づけ祭りをしようとしている人も、そこまで時間をかけられない方も、構えず自分のペースで片づけ&大掃除をしてみてはいかがでしょうか。
<最新刊>
『おしゃべりな部屋』
近藤麻理恵、川村元気 著
1760円 中央公論新社
近藤麻理恵さんがこれまでに片づけてきた1000以上の部屋にまつわる実話を基に、映画プロデューサー川村元気氏が紡ぐ7つの部屋の物語。
気鋭の絵本作家・大桃洋祐のカラーイラストを収載した、読売新聞連載時から話題沸騰の小説がついに単行本化!
前回記事「【こんまり®流・片づけ術】片づけと大掃除を同時にやるとダメ!?な理由」はこちら>>
片づけコンサルタント。5歳から『ESSE』などの主婦雑誌を愛読。中学生のときに本格的に片づけの研究を始め、大学在学中の19歳の時、コンサルティング業務を開始、独自の片づけ法「こんまり®メソッド」を編み出す。2010年に出版した初めての著書『人生がときめく片づけの魔法』が世界40カ国以上で翻訳出版され、シリーズ累計1300万部を超える世界的大ベストセラーに。「KONDO」という言葉がアメリカでは「片づける」という意味として使われるようになるなど、社会現象となる。2015年、米『TIME』誌で「世界でもっとも影響力のある100人」に選出され、活躍の場を海外に広げている。2019年よりNetflixにてスタートした冠番組『KonMari—人生がときめく片づけの魔法—』が190カ国で放映され、エミー賞2部門にノミネート。2021年に公開された新シリーズ『KonMari〜“もっと“人生がときめく片づけの魔法〜』はエミー賞を受賞<デイタイム・エミー賞>。現在は、こんまり®メソッドを使った片づけレッスンを提供する「こんまり®流片づけコンサルタント」を育成し、日本を含め世界60カ国以上で約850名が活躍中。
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近藤 麻理恵さん