母娘のさりげないリンクコーディネート
天皇ご一家は大変仲睦まじく、天皇陛下のネクタイと雅子さま、愛子さまの服の色をさりげなく揃えることが多いことで知られています。実は、愛子さま初めての一般参賀となったこの日も、雅子さまと愛子さまは気づかれないくらいさりげなくリンクコーディネートをされていました。
写真／JMPA
愛子さまはペールブルーのドレスをお召しに。上品に立ち上がった襟は、この日最もお若い皇族としてのフレッシュな品格を表現されていました。一方、雅子さまはエクリュのカシュクール風の切り替えが美しいドレス。ともに表情のある織り地で、色の濃度・トーンを揃え、肩のシルエット、袖の筒の太さ、デコルテのラインや袖口の６つのくるみボタンに至るまで、デザインが似ていらっしゃいます。
雅子さまは首元に大粒のパールネックレスを。イヤリング、ブローチともにパールで統一されていました。袖に並んだ６つのくるみボタンがお手ふりの際のポイントに。写真／JMPA
愛子さまもイヤリングとブローチはパールで統一。袖には雅子さまと同じく、６つのくるみボタンが！ 写真／JMPA
言われないと気づかないくらいの共通点ですが、母娘の強い絆が感じられます。
雅子さまとしては、初めて一般参賀のベランダに立つ愛子さまを気遣い、またご一家で並んだときの印象を想像されてご準備されたドレスだったのではないでしょうか。
雅子さまはこれまでも、お立場やベランダに並んだときのバランスを考えて一般参賀のドレスをお選びになっていました。
次ページからは、雅子さまの一般参賀の装いを1996年から振り返ります。
ミモレ読者に人気のコーディネートトップ５はこちら＞＞
ミモレ読者に人気のコーディネート6〜10位はこちら＞＞
写真で振り返る、凛としてマニッシュな雅子さまのコーディネート一覧＞＞
Comment