自分が好きな自分でいることに、性別も年齢も見た目も関係ない!
③ ギャルをギャルたらしめるものについて
ー職場などの規定などで見た目をギャルにすることも難しいと思うんですけれど、でもギャルになりたいという人が、ギャルになるための第一歩はなんでしょう? YouTubeのチャンネルで、まず「私ギャルです!」と宣言することとおっしゃってましたが、他にもあれば、お聞きしたいです。
荒川:「これがギャル!」っていうのもちょっと難しいところもあって。というのも、これがギャルです!っていうものがどんどん自由になってきてるなぁと思うんです。最近だと、男の人でも「僕もギャルなんです! ネイル見て!」って言ってくれたり、「マインドがバリギャルなんで!」っていう人もいるんですよ。
ーギャルのボーダーレス化が進んでいて、素敵なことですよね。つけまやカラコンをしていなくても、見た目や性別、年齢も関係なく、心がギャルだったらもうギャルですよね。たとえばモデルでユーチューバーのKEMIOさんも、いわゆるギャルという見た目ではないですが、ご自身のことギャルとおっしゃってます。
荒川:心にカラコンつけてるんちゃいます? 「自分に嘘つかんと、自分の心見てこー」っていのがギャルなんだと思います。私も、ギャルとは何か、についてずっと考え続けている途中なんです。ギャルって、もはや哲学の領域になってます(笑)。
―荒川さんもずっとギャルとは何かについて考え続けてらっしゃるんですね。荒川さんとお話して、ますますギャルに惹かれました。私も今日からギャルになりたいです。ありがとうございました!
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取材が終わり、一同が身支度を整えていたところ、荒川さんが「わかりましたぁ!」と大きな声で駆け寄ってきました。
荒川:さっきからずっとギャルについて考えてたんですけど、私わかったんです! ギャルでいるときが一番好きなんです!
―自分の一番好きな状態でいることがギャルっていうことでしょうか?
荒川:わー! それかもしれません。
自分が一番好きな状態を追求していたら自然とギャルに落ち着く。自分の一番好きな状態を追求できている状態が、もう“ギャル”である証なのかも? そんなことを思いました。ギャルの世界、とても奥が深いです。
インタビュー前編
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撮影/日下部真紀
取材・文/ヒオカ
構成/坂口彩
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