今回は修活のお話。
就活でもなく、終活でもない、修理する活動「修活」
新聞記事の特集で知ったこの言葉、壊れたり古くなったりしたら捨ててしまうのでなく、修理修繕して大切に使うライフスタイル「修活」があらためて今、注目されているそう。
新しく買うより費用がかかったりする修理やリフォーム、金額の損得でなく、思い入れがあるものを大切にする修活、実は私、結構昔から実践していました。

例えば、20年以上前のエルメスの「エブリン」、ポケットがなくてちょっと使いづらくいつの間にか棚の奥に眠っていました。数年後にふと引っ張り出して革工房にお願いし、ペンケースとポケットを思い切ってつけてもらったのです。


するとぐっと使いやすくなり出番が増えたのでした。
エルメスといえば、大学講義用の布バッグもそう、使いすぎて縁がほどけてきたのを、赤い刺繍糸でかがり、ミナペルホネンのハギレとボタンを貼り付けたもの、

随分前のブログでご紹介したことも。https://mi-mollet.com/articles/-/26785
もう一つエルメスのバッグ「ビクトリア」、このエトゥーブ色は、これまで2回、色を染め直しました。

1回目は専門店で。2回目は部分的に色が薄くなっただけだったので思い切って自分でやってみました。

革用補修カラーは、こちらで購入。フランスのブランド「サフィール」で。色も豊富です。http://saphir-jp.com/
おかげで今も現役。ちなみにサフィールのカラーには、エルメスレッドという色があり、まさにエルメスを代表するこの色のアイテムに使えます。近々手がけたいものがこちらのエルメスレッドの手帳カバー。

うまく補色できると良いな!
こちらは、30年前の小ぶりのルイヴィトントランク。

革の取っ手が経年劣化で取れそうになり眠っていたものを、取っ手だけ取り替えてもらい復活、今は、万年筆収納に使ってます。
また、かなり古い万年筆も、お手入れや修理で蘇ります。

銀座伊東屋で、お手入れしてもらったパーカーの希少なビンテージもの。伊東屋のペンケアは本当にありがたい存在です。https://www.ito-ya.co.jp/service/pen_care.html
記念日にもらったバッグやお財布、欠けてしまった食器、などなど、いつか修理しよういつかリフォームしようとずっと待たせているもの誰にでもありますよね。なるべく早く修理してどんどん出番を増やせるといいですよね。
おもちゃも電化製品も、食器も、洋服も、修理されて戻ってきたとき、新しいものを買った時以上になんだか嬉しい気持ちになります。
それは、「出番が来た!」「修理してくれてありがとう」と喜んでいるモノたちが、きっと良い波動を発してくれているから。
実は今一番やりたいのは金継ぎ。
我が家には金継ぎ待ちの、欠けたり割れたりした器がいくつか。
山根亜希子さんのブログでご紹介されていたところhttps://mi-mollet.com/articles/-/40479 に近々お申し込みしてお邪魔したいなと思っています。
心にも良い影響を与えてくれる「修活」
皆さんも家の中で出番待ちしているモノたちがあったら、是非!
#修活 #エルメス #ルイヴィトン #ヴィンテージ #堤信子
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