「女の人生」は、一生続く。
覚悟がある人には――
ミモレを読んでくださっている方の平均年齢は、43歳弱。もちろん20代の方も70代の方も、ミモレを生活のそばに置いてくださっています。
私たちは当初から45歳を「キーワード」に挙げて、サイトを作っています。これはあくまでキーワードであり、私たちが思い描く「理想のエイジ」ではありません。
何が言いたいかと言うと。
45歳は、女性の一生においてターニングポイントになるタイミングである、ということ。これからそのポイントを迎える人も、すでに迎えた人も――「悩み多き、けれど豊かな時期だった」と思える価値観を、私たちはを探し続けたいと思っています。
そしてこのタイミングは、「女の人生」をどう続けていく? そんなことを考える時であると考えます。「女」は、意識して努力して、思慮深くならないと一生は続きません。女に生まれたから、すなわち一生女でいられる――はまた違うことなのです。
この場合の女は、「若かった自分」ではありません。むしろ、そのことに固執する人は、「女の舞台」を降りている、ということになるのかもしれません。私が考える「女」とは、変化し続ける外見や、自分の内部も。社会との距離感――すべての経年変化を、面白がり、畏れ、そしてリスペクトしている人のことです。「変わり続ける」ということは、女性が得意とするところなのです。
時間を昔に戻したい、「20年前の自分」と勝負したい。はたまた、自分が良ければ、人に何と言われようとそれでいい――は、もうやめたいと思います。バストの位置が下がり、髪の質感が変わり、チャーミングな笑いジワが増えることを、ことさら自慢することもないけれど、嘆き悲しむこともない、そんな世の中になれば良いと思います。「女が女として変わり続けること」を、楽にとらえられる世の中であればよいと、切に思います。
その中で、「変わりゆく自分」をきちんとトリートできるアイテムなりアイデアなりは、持ち続けること。さらに、後に続く世代に「女の人生は努力すればずっと続く」ということを示す、使命感をもつこと。これが、「女の人生を続けること」だと信じています。
大げさに聞こえるかもしれませんが、今私が考えていることです。
背中に少し脂肪が乗ったと思ったら、ブラジャーを替えましょう。
顔色がいつもよりくすんで見えるときは、口紅をきちんと塗りましょう。(使用色1004)
ホルモンのバランスは香りにも影響します。パフュームを吟味しましょう。(使用キャンドルは、大草私物で、完売商品です)
真面目な和玉のパールを、バロックにチェンジしましょう。(使用パールは、大草私物です)
変わることは楽しいこと。それを一生楽しみたいと思います。
昼間はダイアリーを書く時間がなく。帰宅して書いています。
ウィスキーが横にあるので、熱くなりすぎました……。
【正方形・左】
コート/ギャルリー・ヴィー
ニット/アームストア
【正方形・右】
コート、ブラウス/バナナ・リパブリック
パンツ/マカフィー
パンプス/ジャンヴィト・ロッシ
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