エディンバラ公爵夫人(ソフィー妃):クリーム
控えめかつ、新たな決意がうかがえる上品な着こなし
実は先週の金曜日、夫エドワード王子が“エディンバラ公爵”の爵位をチャールズ国王から授与されたことにより、ソフィー夫人も公爵夫人に。元々生前からエリザベス2世ご夫妻や国民からも信頼の厚かった方ですが、名目上もそれが反映された形になり、この日公爵夫人として初めての王室行事に参加されました。
そんな新たなスタートを思わせるような、クリーム色のファッションで登場されたソフィー妃。テーラードにシングルボタンのロングドレスコートに、ピルボックス型のクラシックなお帽子とバッグ。全身でもスッキリ見えるシルエットバランスで、これは私たちも参考になりますね。
最も注目すべきは、ブランド選び! ドレスコートは、なんとアメリカブランドのプロエンザ スクーラー、帽子はロイヤル御用達でイギリスブランドのジェーン・テイラー、バッグはイタリアブランドのヴァレクストラと、国もテイストもバラバラ。それなのに、見事にソフィー妃らしく着こなされ、勿論お似合いに。お洒落で定評のある方だけに、上品な大人スタイルがお得意ですね。
アン王女:エメラルド・グリーン
シックでエレガントなロイヤルスタイルのお手本といえば、やはりこの方!
最後はもちろんこの方でしょう、アン王女。
継承順位こそ、この中で最下位ですが、唯一の生まれながらのプリンセスであり、エリザベス2世の血を濃く受け継ぐ方です。
この日のファッションは、ダークグリーンのアシメトリーなロングコートに、同系色のお帽子、黒のバッグ&ブーツというスタイルでした。カミラ王妃ほどの色の鮮やかさはなく、控えめに、でも色柄のあるコートに、アン王女らしいハット型のお帽子とアイコン的なヘアスタイルがとてもマッチしていて素敵です。上半身で尚且つお顔近くにくる帽子の色を、明るいトーンにされたところがさすがですね。
全て着回しの物で、派手過ぎず地味過ぎず、もちろん誰にもかぶること無く、ご自分らしさを生かしたスタイルを貫かれていた王女に、改めて敬意を感じた次第です。エリザベス2世に変わって、今後がこの方が“ロイヤルスタイル”のお手本となることは間違いないでしょう。
構成/高橋香奈子
前回記事「またキャサリン妃がZARAを着用!プチプラなのに何年も愛用できる選び方を解説」はこちら>>
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