職場の方のコメントを因数分解すると、「シホさん素敵!」と「それに比べて私は……」と二つの要素に分かれます。後半の部分は、ハッキリ言ってシホさんの問題ではなく本人の問題。そこにシホさんが気持ちを引きずられる必要はないので、前半の「誉め言葉」の部分だけ「ありがとうございます!」と爽やかに受け取っておきませんか。

ときには「アンニュイ・モード」もあり?

「いつも綺麗で余裕があるね」と言われるのは皮肉?美容好き、努力家の40歳独身女性の悩み_img1
 

せっかく「自分の好きな自分」をキープできているのだから、シホさんにはぜひそのまま「素敵なシホさん」でいてもらいたいです。しかしもし、「ときには私だってケアが面倒なときもある」「いつもきれいでいなきゃというプレッシャーに疲れるときがある」ということであれば、ちょっとした提案があります。

シャネルの名言はなんとも本質をついていると思いますが、一方で「身だしなみ」は日々のこと。ときには力を抜いたっていいのでは? と思ってしまうのです。

「今日はもう無理!」という日は、ヘアもメイクもファッションもいつもより力を抜いて、「6割くらいの自分」でもいいのではないでしょうか。例えばこれを、「アンニュイ・モード」とでも呼んでみましょうか。

周囲の人も、もしかしたら「あれ、シホさんいつもと違うな。疲れているのかな」と察するかもしれません。たまには、「今日の私はテンション低いです」と分かるような見た目でいてもバチはあたらないのではないかしら。

いつでも「アンニュイ・モード」に対応できるように、それ用のセットを準備してもいいですね。洋服は、頭を使わずに組み合わせられるシンプルな上下セット。メイクは、BBクリームに眉ペンシルに色付きリップみたいな最低限のアイテムで。マスクだって眼鏡だって、このモードの強い味方です。

シホさんの美容の知識は、美しく装うためにも使えるし、自分と周囲の距離感を調整するのにも使えます。「自分の好きな自分」で元気に暮らしていけるように、この「武器」を有効活用してくださいね。

 

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文/梅津奏
作画/Sumi
構成/山本理沙

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