ダウンの洗い方の手順⑤洗濯機で脱水&洗濯槽ですすぎを繰り返す
「洗い終わったら、洗濯機で1分程度脱水し、その後洗濯槽に再度水を溜めます。水の中でダウンを上下させてて再度すすいだら、再び洗濯機で1分程度脱水。この作業を2回繰り返します。
ダウンの表の布地は水を通しにくいため、脱水中に洗濯機が大きく揺れ、途中で止まってしまうことがあります。その場合には、洗濯機での脱水はやめ、洗面ボウルの中で衣類を丸めてぎゅっと押し絞り、さらにタオルドライして、できるだけ水分を取り除きましょう」(お洗濯マイスター大貫さん)
洗い方の手順⑥ 脱水後は手で中の羽毛をほぐす
「ダウンを脱水したあと、そのまま干すのでは、布地の中で羽毛が片寄ったまま固まり、フカフカにはなりません。そこで重要なのが、洗ったあとに『手わざ』をプラスすること。
手順は、まず脱水が終わったら、洗濯じわや型崩れを防ぐため、すばやく取り出します。そして、羽毛の片寄りを減らすため、ダウンの肩を持って、軽く振りさばいて、形を整えます。その後、ダウンをハンガーにかけて、風通しの良い場所に陰干しします。表面が乾いてきたら、両手ではさんで軽くたたきながら、中の羽毛をほぐします。このひと手間で仕上がりに大きな違いが出ます」(お洗濯マイスター大貫さん)
最後に大事なのは、2〜3日かけてゆっくり乾燥させること
「ダウンジャケットは乾きにくいので、2〜3日かけてゆっくり乾燥させましょう。羽毛に湿気が残っていると、保管中にイヤなニオイやカビが発生する原因となります。手のひらでダウンジャケットをギュッとはさんで、水分が手につかなくなるのが目安ですが、念のためもう1日干すとよいでしょう」(お洗濯マイスター大貫さん)
手洗いしてもこんなに汚れが落ちる!
自宅で洗っても、こんなにきれいになるとは驚き! 水洗いもできるのでスッキリ、さっぱりしますね。クリーニング代の節約もできる自宅洗い、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
2:ダウンジャケットは自宅で洗える?ドライクリーニングに出さずとも、失敗しない洗濯方法
3:【ニットの自宅洗い方法】縮みや型くずれなしに、汚れをしっかり落とす洗濯のコツ 4月25日公開予定
画像提供/ライオン株式会社
構成、文/高橋香奈子
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