正しい意味は「考え込む、傍観している」こと
「手をこまねく」とは、「腕組みをしている」こと、転じて「何もせずに傍観している」ことを指します。
手を拱く(こまぬく)(「手をこまねく」とも)
①腕組みをする。また、考え込む。
②手出しせず、傍観している。腕をこまぬく。
(広辞苑 第七版/岩波書店 より引用)
「手をこまねく」を「準備して待ち構える」だと誤用していた人は47%
辞書等で本来の意味とされてきた「何もせずに傍観している」の意味だと正しく理解している人は37.2%。「準備して待ち構える」だと誤用していた人はそれより多く、47.4%もいることがわかりました。
「手をこまねいて待っていた」という例文を見て、「手をこまねく」の部分を、「早くこっちへ! と手まねきする様子」だと受け取ってしまったことから、待ち構える様子と勘違いしてしまった人が多いのでは? と言われています。
また、「手を焼く」「てこづる」という意味でもありません。
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