「仕事は最低限でいい」「評価は求めない」と思い込もうとしても、平日フルタイムで働いているとすれば、日々一番長い時間を過ごしているのは職場です。精力的に働いている人、楽しそうに働いている人を目の当たりにしていたら、なかなか割り切れない思いになることもあるのではないでしょうか。
会社や上司が変わるその日までにできること
「会社の仕事はライスワーク(=生活費を稼ぐためだけの仕事)」と割り切って、やりがいや評価を求めないと決めてしまうのも選択肢です。でもルリさんの中に、「仕事でも充実感をもちたい」という思いがあるならば、少し考え方を見直してみませんか。
10年近く前に、「時短勤務というだけで評価が下がる」と発言した上司。今、この発言をインターネットに流したらプチ炎上するかもしれません。先月発表された、「女性版骨太の方針2023」の中でも、女性役員比率の向上やライフステージに合わせた多様な働き方の実現がうたわれています。
ルリさんの身近にも、子どもがいても前向きに働いているように見える後輩がいるとのこと。もしかしたら、会社の制度やマインド・評価軸は少しずつ変わってきているのではないでしょうか。古い価値観をもった管理職たちも、徐々に新陳代謝していくでしょうしね。
会社の評価軸が変化しているかもしれないのに、デリカシーの足りない上司の一言にとらわれたままでいるというのは勿体ないと思います。
プライベートを犠牲にし過ぎない程度に、面白そうな仕事があれば、会社ではなく自分のためにトライしてみる、自分の幅を広げるようなリスキリングに取り組んでみる……。仕事に充実感を取り戻すためにできることを、少しずつはじめてみませんか。そうやって前向きに働いているルリさんに、会社の価値観が追いついてくる日も近いかもしれません。
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作画/Sumi
構成/山本理沙
前回記事「「一生結婚はしない」と決めたはずなのに...40代独身女性の苦しいモヤモヤ。意外な解決方法とは?」はこちら>>
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