靴を脱いだらめちゃ「におう」
足のにおい、どうにかしたい!
真冬のブーツの蒸れ対策も気になるけど、この夏場だって気になりますよね。靴を脱いだ時の納豆のようなすっぱいにおい。友人の家へ招かれた時、会食の場所が靴を脱ぐレストランだった時など、靴を脱ぐ時に「におっていないかしら……?」と気になりますよね。「掻いてすぐの汗自体にはにおいは無いんですよ」と教えてくれたのは、マンダムの広報部主任・石川真由さん。足のにおい対策についてもしっかり学んでおきましょう。
Q:汗にはにおいが無いのに臭い。この原因は何ですか?
足のにおいの材料は、主に体から分泌される汗(エクリン汗)と、角質層の中にある脂質(いわゆるアカ)、そして皮膚上の常在細菌の3つになります。実は、分泌された直後の汗自体はにおいがないんです。ですが、汗をそのままにしておくと、細菌がその汗を代謝・分解して「におい」が発生します。また、足は靴下や靴を履くため、蒸れてにおいが発生しやすくなります。
――汗=悪者というわけではないんですね。
そうなんです。細かく言うと「汗を掻く=におう」わけではないんです。汗を搔いた後のケアをしっかり行えば、においはある程度抑えられると言われています。
Q:足のにおい対策を教えてください
夏はシャワーを浴びて済ませる人も多いですよね。汗を流すだけでなく、殺菌やにおいケアができるボディウォッシュや石鹸を使い、足裏・足指の間・爪周りもしっかりと丁寧に洗ってください。
そして、キレイな状態で「足のにおい専用」のデオドラント剤を使いましょう。外出中でにおいが気になった時は、制汗シートや濡れたタオルなどで一度汗や汚れを拭きとってから、再度デオドラント剤を使用するといいですね。その他、角質のケアや爪を定期的に整えることで清潔さを保つことも大切です。
Q:靴のにおい対策もありますか?
一般的に言われているのは、通気性の良い靴を選ぶことや同じ靴を毎日履かないことが挙げられます。履いた靴はしっかりと乾燥させる、といったケアが有効といわれています。そして靴を履く前後に靴専用の消臭スプレーをご使用いただくことをおすすめします。
ここ最近は身だしなみのひとつとしてにおい対策をしている人も多くなっていますよね。快適に心地良く過ごして、この夏を乗り切りましょう!
取材・文/長谷川真弓
構成/國見香
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