「プチ満足」のワナ

「料理にヨガに美術館巡り、薬膳も...」興味を持ってもどれも中途半端。“飽きっぽい性格”は直らない?_img1
 

それでもアヤさんが、「やっぱり、何か“これだ!”というものを見つけて、集中したい」と思うのであれば、一つご提案があります。

人は、「もう分かった、理解した」と思うと満足感を得てしまって、それ以上興味を持たなくなる生き物です。アヤさんは「プチ満足」体験のせいで、興味が持続しなくなっているのではないでしょうか?

専用ウェアや道具を早々に揃えて、アクティビティの魅力をぎゅっと凝縮した「一日体験」に行って……というアヤさんの行動は効率的ではありますが、それだとあまりにも簡単に「プチ満足」を得てしまっているかも。

「もっと知りたい」
「もっとうまくなりたい」

そんな渇望が、人を何かに夢中にさせます。

今度何かをはじめるときは、最初はウェアも道具も準備は最小限にして、しっかり基礎から順番に教えてくれる教室を探してみてはいかがでしょうか。「気分がパッと上がらないな~」「まだるっこしいな~」と感じるかもしれませんが、そこはぐっと我慢。アヤさんが求めているのが「インスタントな楽しみをつまみ食いすること」ではなく「これから長く付き合える趣味を見つけること」なら、むしろこちらの方が近道かもしれません。

趣味との出会い方、付き合い方は人それぞれです。「こうあるべき」にとらわれる必要はありませんし、つまみ食いでも突き詰めるでも、自由に楽しめばいい。新しいことをはじめようとするとき、世の中にはたくさんの選択肢があるので、自分の目的に合わせてそれらをうまく使えるといいですね。

アヤさんの趣味ライフがますます充実しますように。

 

皆さんのモヤモヤ話を教えてください!

職場や家庭で、イラっとしたけど言えなかった、違和感を感じたけど言葉にできなかった、モヤモヤしているのは私だけ? と思った経験がありましたら教えてください。エピソードを掲載させて頂く際はミモレの会員ニックネームではなく、仮名でご紹介します。皆さまからのエピソード投稿をお待ちしております。

応募する

〔ミモレ編集室〕は、ミモレのオフィシャルコミュニティです。「好きを伝え、つなぎ、つながる」をキャッチフレーズに、〔ミモレ編集室〕メンバーの一人一人がこれまでに培ってきた美意識や好きなこと、最近気になっていることなどを自由にシェアし、繋がる場です。

文/梅津奏
作画/Sumi
構成/山本理沙

「料理にヨガに美術館巡り、薬膳も...」興味を持ってもどれも中途半端。“飽きっぽい性格”は直らない?_img2
 

前回記事「結婚もせず、仕事と漫画ばかりの娘(30歳)が心配...。親が鬱陶しく思われる原因・対処法は?」はこちら>>

 
  • 1
  • 2