ファッションやメイクを楽しめず、外出もままならないコロナ禍で、心を癒してくれたり、ワクワクさせてくれたのは香り。そう感じた人が多かったせいか、香水の店舗に列ができているのをよく見ます。若者から老人、男女比もさまざま。みんな、香りを求めている、そんな空気を感じます。
魅力的な香水が多すぎて、自分好みを探すのはなかなか大変! そこでmi-mollet世代の香水が好きな方々にお気に入りの香りや香りの纏い方を伺ってみました。
子供たちが私を思い出してくれる、そんな定番の香りがあります
(左)ライムの香りにバジルとホワイトタイムが加わったブランドを代表する香り。きめ細かな泡で入浴後もほのかに香る。ジョー マローン ロンドン ライム バジル & マンダリン ボディ & ハンド ウォッシュ 250ml ¥7810/ジョー マローン ロンドン
(右)上質なフレグランス コレクション「メゾン クリスチャン ディオール」。カシミアのセーターのように柔らかく贅沢なイメージ。スモーキーなホワイトティーにマテのニュアンスがあるローズを含めている。メゾン クリスチャン ディオール テ カシミア 250ml ¥48400/パルファン・クリスチャン・ディオール
田丸さんコメント
今お気に入りの香りは ディオールの「テ カシミア」。
特別なとき、というよりも、日常的につける香りなので、将来2人の息子たちはこの香りで私を思い出すのではないか、と思います。他にもローレル(SHIROの前身)の「ボディコロン サボン」(現在廃盤)の香りも長年好きで今でも大切につけています。
香りもファッションと同じで、TPOや気分、トレンドで変えたいので、タンバリンズの「CHAMO」(※日本未上陸ブランド) や「ジョー マローン ライム バジル & マンダリン ボディ & ハンド ウォッシュ」などを普段の香りに差し込みます。
香水の濃さによって香りの纏い方は変えており、ライトなものはシャワーのように頭の上から全身に2プッシュ吹きかけます。濃度の高いものであれば体の温度が高い部分につけてゆっくり時間をかけて香らせます。
香りは私の自己表現であり、名刺がわりでもあり、自分を楽しませる手段の一つ。外出するときに靴を履くのと同じような感覚でごくごく自然に香りをつけています。
田丸麻紀さん
モデル・女優 1978年生まれ。上品で洗練されたライフスタイルとファッションでインスタグラムのフォロワー数は27万人越え。そのセンスを活かしたブランド「Adé」(Instagram:@ade_tamarumaki)も好評。Instagram:@tamarumaki