ハイライト&シェーディング
ハイライトで膨らませ、シェーディングで下げる意識でーー横幅を広げると若々しく見える
ベースメイクのあとにイガリさんが手に取ったのは、パウダーハイライト(M・A・C)。
パウダーハイライトをブラシで目の外側に広めになじませ、パール感のあるベージュのペンシルハイライト(ビーアイドル)で、ピンポイントでツヤを足していきます。
両目の外側は、ブラシ塗りでふわっとパウダーハイライトを。凹んで見えてしまいやすいこめかみ周りをふっくらと外側に膨らませる効果が。ペンシルハイライトは、眉、鼻筋、小鼻、頬骨といったパーツのキワになじませて指でぼかす。特に眉間部分は縦長に入れるのがポイント。それにより川良さんが気になっているという鼻まわりをシュッとシャープに見せる効果が。
一方、シェーディング(ヴィセ)は下まぶたと眉下、鼻下&唇下に。
目と目の間を離して横長感を広げていくのが、今回のメイクの基本の考え方。これにより、縦にたるんだ印象をやわらげる効果があるそう。加齢が気になると、つい「上へ上へ」と引き上げる気持ちでメイクしがちですが、それでは逆に中顔面が縦に延びて見え、たるみ印象が加速してしまうそうです。ということで、目元は下まぶたの外側を中心にシェーディングを入れ、外&下方向にボリュームを持たせます。これにより頬の間延び感が縮まって見え優しげなふっくら感が引き出されます。
川良さんは、人中(じんちゅう)の凹凸感が少ないタイプ。鼻の下にシェーディングを入れることで顔の下半分のメリハリ感を出す効果も。また、目と眉それぞれの下側&外側にシェーディングを入れることにより全体的にふっくらと優しげな印象に。
ベースメイクだけでも、柔らかく優しげな雰囲気に!
これで肌周りのメイクは完成! いきいきと見えるふっくら感とシャープさが両立していて、既にメリハリが出ていると思いませんか? 次回はついに下のメイクが完成。【③パーツメイク編】をお届けします。
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撮影/榊原裕一(モデル)、金栄珠(物)
ヘアメイク/イガリシノブ(BEAUTRIUM)
スタイリスト/伊藤あかり
取材・文/畑中美香
前回記事「そろそろボトックス?その前に。シェーディングとハイライトを駆使すれば、なりたい顔に近づける!【イガリ流・骨格術】」>>
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