「痛みを知る」彼だからこそ、裏切りへの落胆は大きい


ミゼラブルさん、こんにちは。海外からお悩みを送ってくださりありがとうございます。旦那様が「元妻の浮気が原因で離婚している」ことを知っているからこそ、ミゼラブルさんは彼を信じ、大切にされてきたのですね。出会った頃から「絶対に浮気だけはしないでくれ」と繰り返し言っていた彼。「浮気された心の傷」の深さを物語る言葉でもありますが、その辛い痛みを知るにもかかわらず、彼があなたを裏切った……。幸せな家庭を築こうと努めてきたミゼラブルさんにとっては、まさに青天の霹靂だったことが伝わってきます。

ただ、彼を擁護するわけではありませんが、周囲から「何があっても浮気しない人」と評判だったこと、浮気が発覚してからの後悔やあなたへの態度を見ても、彼はそもそも器用な人ではなく、本当に“一時の気の迷い”だったのでは、という気もします。ミゼラブルさんも、そのことにどこかで気づいている。けれど、どうしても「赦(ゆる)す」ことができない。だから、落ち着く→彼を責める→落ち着く、という負のサイクルに陥っているのではないでしょうか。

 

そもそも難易度が高い「赦す」という行為


「赦す」というのは、そもそも人にとって難易度が高い行為だと思っています。肉体的・精神的に深く傷つけられたとき、「赦す」という言葉の存在自体すらも拒絶したくなるものです。しかも、それが心から愛する人の裏切りによるものだとしたら、なおさら簡単に「赦す」なんてできません。だから、「彼を赦そうとする自分」と「彼を絶対に赦せない自分」、ミゼラブルさんの中でふたつの感情が対峙してしまうのも、致し方ないことだと思います。

では、ミゼラブルさんが心からの笑顔を取り戻すにはどうしたらいいのか。その第一歩は、彼に対して「あなたのことを一生赦すことはできない」とはっきり伝えることではないかと思っています。今、ミゼラブルさんは「浮気した彼を赦せない自分が赦せない」状態に陥っていると感じます。この人を信じなければ、あのとき携帯を見なければ、この人を愛さなければ……。そんな自問自答がぐるぐると渦を巻き、そこから抜け出すことができない。あなたからの信頼を失い、後悔という大きな代償を背負っている彼をどうにかして受け入れたいと思っても、それができない。

ならばいっそのこと、「浮気した彼を赦そう」と考えるのをやめてみてはどうでしょうか。