47.7%が間違えていた「情けは人のためならず」の正しい意味

先に結果を紹介すると、「情けは人のためならず」の正しい意味は「人に情けをかけておくと、巡り巡って結局は自分のためになる」。文化庁のレポートによると、47.7%の人が誤った意味である「人に情けを掛けて助けてやることは、結局はその人のためにならない」と回答していたのです。

正しい意味とはつまり、「その人のためにならないから助けない」ことではなく、「結局は自分のためになるから助けよう」ということ。この2つはまったく異なる意味なので、要注意ですね。

 

正しく答えられたのは、どの世代?

年齢別の結果を見てみると、いちばん正しく答えれたのは、70歳以上。おおよそ、年齢が高いほど、正答率も高いと言っても良いでしょう。

勘違いされやすい「情けは人のためならず」の意味。文化庁のレポートに驚きの結果が!【日本語の誤用】_img2

 

構成・文/高橋香奈子

 

勘違いされやすい「情けは人のためならず」の意味。文化庁のレポートに驚きの結果が!【日本語の誤用】_img3
 

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