普段はスポーツやアウトドア、ダイエットからフェムテックまで幅広いウェルネスカテゴリーなどのコンテンツの編集をしているわたくし、荒川千絵。前職が「ウィメンズヘルス」というメディアにいたということもあり、吸水ショーツや月経カップ、デリケートゾーンへの保湿ケアなどフェムテックアイテムのアンテナを広げて色々と試していました。そんな私が今回気に入ったのは、吸水ショーツがセットになったSKINisのブラトップです。このブラトップを着用することで気づいた大人の“ほどよさ”。そんな気づきをぜひ皆さんに共有したいと思います。

年相応のブラってどんなやつ?


職業柄、ボディケアやメンテナンスに関してはアンテナを張っていたのですが、そうなったバディをどう着飾っていくのかというのは無頓着であった私。昨年転職をしたことがきっかけで、下着ブランドとお仕事をすることになり、子育てに追われることを言い訳に、ブラをまともに何年も買ってなかったことに気づきました。そこで、久しぶりに買ってみようとオンラインをググるも、巷は胸をいかに盛って盛って、まあるくして、バストトップの位置を上げアゲ、お胸をツンとさせようとするモノばかり。
きっとこれが世の正なのかと思うものの、もはや私の乳房は頬のこけたデーモン閣下。一役を終えている私のお胸に、そのツンとしてパンっとした生き様を再スタートさせるのはもはや殺生。

そんな中に出会った、ちょうどいいブラがこちらです。

SKINisのシームレス リラックスブラ(ショーツとセット価格)¥11000/mi-molletSTORE


百聞は一見にしかず。まずは他のブラと丸みを比較してみました

(左) 一般的なスポーツブラ (中) SKINisのリラックスブラ (右) ユニクロのワイヤレスブラ

私が驚いたのは、自然な胸の丸みをキープしてくれるということです。左のスポブラは運動時の揺れを塞ぐ役割があるので、やはりぺったりに。一番右のブラジャーはブラをしている感じがあります。中央のこのブラは、なんだか無理をしてない感じもあり、着痩せ効果もあるのでは? と思いました。

 

セットになった吸水ショーツは、薄めのレギンスでもひびかない?

(左) レースショーツ (中) SKINisのエブリディ吸水ショーツ (右) 一般的なコットンショーツ

私は運動することが趣味なので、スポーツレギンスは親友みたいなもの。そこで、セットになった吸水ショーツがどれだけひびかないか他のショーツと比べてみました。サイドは一番ひびいてない様子。ただし、お尻部分はパットがある分、他のショーツに比べてパット部はひびきました。

<ブラを直感的に良いと思った5つのポイント>


1.シンプルでアウターにひびかない
薄めの素材のTシャツ、タイトめのロンTやクルー、タートルネックなどでもひびかないところがグッド。むしろいやらしくないデザインなので透けて見えても正直私は気にならないです(笑)。

2.お値段も高すぎず、プチプラでもなく、吸水ショーツとセットで着れる
生理の始まり、終わりかけに。もしくは尿漏れなどにも対応できる薄めパッド(15ml吸収)の吸水ショーツがセットになって¥11000。安すぎると素材や機能性に不安があるので私にとってはこのくらいの値段が一番信用できます。

3.自分の顔とブラのデザインにギャップがない
装飾高めのデコブラだと、自分の顔と体に違和感を持つというか、気恥ずかしくなるので、ブラはシンプルイズベストが好みです。

4.ふっくら程よいお胸にメイクしつつ、ナチュラルなバストを作ってくれる
ブラについたパッドは下部に厚みがあり、自然に胸を押し上げてくれます。

5.アンダー、肩、お尻の食い込みがストレッチ素材のおかげでゼロ
ストレッチの効いた素材なので、着用時に圧迫感はなく、フィット感はしっかりあるものの、ショーツのお尻の食い込みやアンダーの締め付けを感じません。

<検証!実際に1カ月着用していて気づいた細かい着心地ポイント4つ>


では実際にショーツとともに着用し続けて感じた着心地を共有します。

① 肩ストラップの締め付け、食い込みはゼロ!
肩のストラップは身体を動かしやすく、柔らかい付け心地をキープするため、あえて生地を貼り合わせずに二重の構造にしているそうです。この構造と、伸縮性のある生地のおかげで、本当にストレスフリー。夕方になってくると全体的にむくみがちな身体になると、ブラを外したくなるのですが、このブラは圧迫感がないんです。

② 行き着くところは楽ちんノンワイヤー。房の膨らみ効果は有〼!
初めてBluetoothのイヤホンをした時にもった開放感。そしてもはや有線のイヤホンには戻れない私。それと同じと言ったらなんですが、ノンワイヤーブラをつけ始めてからというものの、ワイヤー入りのブラはほとんどつけていない私です。ただ、ワイヤーレスだとお胸もぺったんこになりがち。しかし、このブラはパットのおかげで自然な膨らみを作ってくれます。

③ 脇のはみ肉なし! 幅のあるアンダーベルトがポイント
この幅のあるアンダーベルトでホールド力はありつつも、ストレッチ性のある素材のおかげで、いわゆる脇の“はみ肉”的な段差が出てこないのがとてもいいです。

④ V字の谷間の空き具合が、ちょうどいい。
デザイナーの方がこだわりを出したというV字のカッティング。確かに、時間をかけて何度も作り直したとあって、絶妙な空き具合に“シックな女”感を引き立たせてくれます。


ブラは着用したまま寝落ちしても気にならないほどに伸縮性がいいので、今ではヘビロテアイテムとなっています。


構成・文/荒川 千絵