「新しい正解」をインターン生に教えてもらう日々

「自分で決めていいよ」って言われても...。アナウンサーからスタートアップへ、異業種転職で戸惑った2つのこと_img4
 

――令和トラベル社員の平均年齢が33歳とのことですが、入社して1年で執行役員に昇進し、しかも部下が全く別のカルチャーを持っているであろう世代が離れた若者ということで、どう接するようにしていますか。

大木 今私の所属するコミュニケーション本部というところは、PRに加えてTikTokとかInstagram、YouTubeなどのコンテンツを作る部署で、主力メンバーがインターン生なんです。若い彼らは私にないセンスを持っていて、特に「言葉」については、TikTokでの正解とアナウンサーとしての正解は全く違うんですよね。だから正直、若い子たちから私が学ばせてもらっています。

 

――インターン生! とても若いメンバーで構成されているんですね。失礼なことをお聞きしますが、「え、こんなことも知らないの?」っておばさん扱いされることはないですか……。

大木 もちろん、おばさんだとは思われていると思います(笑)。でも、彼らも私といることをきっと面白がってくれてはいるんじゃないかなという気がしていて。先日もインターン生と私と4人で、プライベートで韓国のソウル旅行に行ってきました。夜遅くまでおしゃべりしたりして。私は途中で寝ちゃったりしますが、ときどき起こされたりしながら(笑)。

彼らといて感じたのは、40年以上生きていると経験が積み重なって「色々なケースがあるし、一概にはそうとは限らないよね」と、何事も中庸にならしていることが多くなるのですが、インターン生たちは感覚とセンスで生きている。「これ私好き、これ私嫌い」「これは可愛い、これは可愛くない」とすごくはっきり判断するんです。令和トラベルの主要ターゲットは若者世代なので、そのセンスに対しては学びしかないですよね。

――そんな決めつける必要ないんじゃない? と言いたくなりそうですが(笑)、そこはぐっと飲み込む感じでしょうか。

大木 いえ、むしろ「私が失ったものを教えてくれてありがとう」という感じ。私も知らぬ間に丸くなっちゃっていたんだな、と思いますし、彼らのそういった感覚的な判断から様々なサービスが取捨選択されていくのだと思うので非常に面白いし、会社にとって貴重なセンスだと考えています。

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撮影/渡邉明日香(A-1)
ヘアメイク/荻山夏海
取材・文/中田ゆき
構成/金澤英恵
 

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