ではお次は、他国のオシャレ王妃です。

レティシア王妃:黒のスリムなレザーパンツ

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2018年10月4日、赤十字本社で開催された会議に出席。写真:ZUMA Press/アフロ

ご存知、スペインのレティシア王妃です。実はこの方はとってもレザーのお洋服が大好きで、ジャケットやスカート、パンツなど様々なアイテムでお持ちになっています。今回はボトムにフォーカスということで、こちらのスタイルをご紹介。

ベリーピンクのクラシックなコートの中は上下黒で合わせた、甘辛ミックスのコーデ。プレーンなクルーネックのニットとともに、レザーのスリムパンツを合わされています。素材のハードさを抑えるため、上下ともにデザインはシンプルにされ、パンプスもそうですね。

コートをメインに引き立たせつつ、エッジの効いたニュアンスもプラスするのがレティシア王妃流で、高度なワザです。可愛いテイストとハードな素材をうまくミックスし、加えてコートの丈や、チラリと見える足首の肌色など、全身のカラーバランスもお見事です。

 


シャルレーヌ王妃:アシメトリーのスエードスカート

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2023年1月27日、モナコの守護聖人“聖デボート祭”に出席。写真:ロイター/アフロ

最後は、やはりこの方。モードなお洒落がお得意の、モナコのシャルレーヌ王妃です。今年の初めに披露されたのが、グレー+ブラウンの上級カラーコーデ。

フランネルと思しきグレーのジャケットに、ウールのタートルを合わせ、グレー味のあるライトブラウンのスエードのスカート、ロングブーツを合わされた王妃。ニュアンスカラー同士で、しかも絶妙に似ている色同士の組み合わせという、かなり高度なカラーコーデを難なくされているところがお見事です。グローブのブラウンまでもが、繋ぎの色として計算されていますね。

ピークドラペルのシングルジャケットに、前後がアシメトリー丈になったスカートという、普通に見えて普通ではないデザインとの組み合わせも、まさにシャルレーヌ王妃ならでは。本来ならば、どれか一つを軸に、サラリとプレーンなものと組み合わせるだけでスタイルが完成するところを、あえてデザイン性のあるもの同士でコーディネートするのが、欧州イチのお洒落チャレンジャー、シャルレーヌ王妃です。ブロンズのショートカットも、ちゃんとコーデの一部になっているところも注目です。

いかがでしたか? それぞれ皆様の個性の違いがレザーの着こなしに表れていましたね。今年は異例の暖かさが続く日本ですが、レザーのボトムなら便利。ボトム以外にもレザーのお洋服をお持ちの方は、参考にしつつ、ぜひ今の時期活躍させてあげてください。


文/にしぐち瑞穂
 

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