11月21日、英国では、韓国の新大統領ユン・ソンニョル氏と妻キム・ゴンヒ氏夫妻の訪英をうけ、国王を筆頭に高位メンバーがお出迎えをされました。まず、大統領夫妻の滞在先のホテルで迎えられたのが、ウィリアム皇太子とキャサリン妃。そこから歓迎式典が行われるホース・ガーズ・パレードまで共に移動。チャールズ国王&カミラ王妃ご夫妻との対面を繋ぐ、重要な橋渡し役を担われました。

皇太子妃として2度目となった国家元首の歓迎。今回のお相手は韓国ということで、キャサリン妃お得意の、言葉なき外交メッセージがファッションに隠されていました。

ここのところシックでマニッシュなスタイルが続いていたキャサリン妃も、この日はやはりゴージャスな装いに! 着回しアイテムとニューアイテムを巧妙に組み合わせた、ファッションがお見事だったんです。更には、自国でファンクラブを持つほどに人気を誇る、韓国の新ファーストレディーのファッションにも注目しました。

プリンセスらしさ全開のキャサリン妃と、リアルクローズで上品な着こなしをみせた大統領夫人、印象が全く異なるお2人のファッションをご覧ください。


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韓国に敬意を表した、皇太子妃ファッション

「プリンセスらしさ全開のキャサリン妃」と「クラシックな服装の奇跡の51歳、韓国の新ファーストレディー」。外交ファッション対決_img0
2023年11月21日、韓国大統領夫妻が訪英、ホースガーズパレードでの歓迎式典。 ケープ、ドレスコート、ワンピース/キャサリン・ウォーカー 帽子/ジェーン・テイラー クラッチ/ミュウミュウ 靴/ジャンヴィト・ロッシ 写真:ROTA/Camera Press/アフロ

こちらがキャサリン妃の外交ファッションです。
全身赤というインパクトの強い装いは、韓国のフラッグカラーから1色を選ばれてのこと。ケープに、大きなボウがアクセントになったお洋服は、可愛らしさとトレンドが融合した、まさにキャサリン妃らしいデザインともいえますね。

お洋服は、ここぞの信頼ブランド、キャサリン・ウォーカーのもので、帽子も愛用ミリナリー(帽子デザイナー)、ジェーン・テイラーで新たに購入。ミュウミュウのクラッチやジャンヴィト・ロッシのパンプスは、鉄板アイテムを使い回しと、新旧ミックスのコーディネートでした。

ケープのデザイン性から、肩から裾にかけて自然にボリュームがあり、ツバの広い大きなお帽子とバランスが良いだけでなく、これまで以上に貫禄が漂うキャサリン妃です。

ワントーンコーデといえば、もはや昨今の定番となりつつあり、どんな鮮やかな色も着こなされるようになった皇太子妃ですが、さらには今回、ケープ+ツバ広帽子という高度なスタイルにも挑戦されました。高身長の皇太子妃だからこそ可能な全身バランスですが、それにしてもかなり難易度の高いこのファッションも着こなされているキャサリン妃に驚きと感動です。
 

アクセントは上半身に 大きなボウと帽子の関係

「プリンセスらしさ全開のキャサリン妃」と「クラシックな服装の奇跡の51歳、韓国の新ファーストレディー」。外交ファッション対決_img1
帽子/ジェーン・テイラー イヤリング/ダイアナ元妃のもの 写真:ROTA/Camera Press/アフロ

ケープ、しかもロング丈となれば、アウターとしてカジュアルな印象が強くなってしまい、エレガントに着こなすには一見難しいですが、キャサリン妃はそれも難なくクリア。そのポイントは、上半身にあり!

まずはお顔近くにある大きなボウ。これが可愛らしさや華を演出してくれていることは言うまでもないですね。しかもボウの角度がまっすぐではなく斜めであることもポイント。甘くなりすぎない上にモード。更に顔のラインをシャープに見せてくれる効果もあり。この甘めなモチーフに対して、帽子はシンプルなデザインにされたことで大人っぽいコーデに仕上がっています。勿論、サイズもボウに負けない大ぶりなものに。

テイストは甘+甘でなく、甘+辛に。さらに、頭頂から裾までが繋がるようなバランスにすると、キャサリン妃のように上品にまとまります。

加えて、この時合わされているのは、ダイアナ元妃のイヤリングですが、このサファイアも恐らく、韓国のフラッグカラーのブルーからインスパイアされて選ばれたのでしょう。通常ならばパールや、ダイヤモンド、を選ばれていたはずですが、赤+サファイア&ダイヤモンドといったジュエリーコーデが絶妙にマッチしています。

 
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