2002年には雑誌『DAZED & CONFUSED」編集長のジェファーソン・ハックとの間に娘ライラちゃんをもうけて、おしゃれなママに。この時代のショートカットスタイルも私は結構好きでした。
ケイトのファッション・ヒストリーの中でも私が最も夢中になったのは、彼女がピート・ドハーティと付き合っていた頃の着こなし。年下のロッカーとの恋の影響か、ガーリーとロックテイストが絶妙にミックスされたコーデが、「BOHOファッション」ともてはやされた時期。イギリスの音楽フェス、グラストンベリーでのフェスコーデが、特に印象に残っています。
ふたりは2005年頃から付き合いますが、同年、ケイトがコカイン吸引しているショッキングな写真がタブロイド誌にすっぱ抜かれ、広告契約が次々打ち切られるなど、キャリアの危機に直面。
しかし、そんな非常事態でもこんなエレガントな着こなしを見せていたケイト。
その数週間後、デザイナーのアレクサンダー・マックイーンが「ケイトを愛してる」と書かれたTシャツを着てランウェイに立ち彼女をサポート。そんな経緯もあり、その後バーバリーやロンシャンなど大手ブランドの広告で復帰。2007年にはTOPSHOPがケイトとのコラボコレクションをローンチ。ケイトは再びモード界の女王として君臨しました。
このときのコラボアイテムはケイトの愛用するファッションアイテムのアーカイブにインスパイアされたもので、どれもすごく可愛くて。原宿のTOPSHOPでたくさん買い込んだのも、いい思い出です。
2007年にピートと別れたケイトは、その後「ザ・キルズ」のギタリスト、ジェイミー・ヒンスと交際。彼がパフォーマンスした2008年のグラストンベリーのフェスでは、またまたロックな着こなしで登場しました。
2011年にジェイミーと結婚したものの、5年で離婚。その後は13歳年下のニコライ・ヴォン・ビスマルクと交際し、現在はすでに別れている模様。
2016年にはモデルエージェンシーを設立し、最近では「コスモス」というウェルネスブランドを立ち上げ、実業家モードにシフト。破天荒に生きて来た彼女ですが、近頃は毎朝10分の瞑想とたくさんのヨガに励み、なるべくヘルシーなライフスタイルを心がけているのだとか。
パリのリッツホテルで行われた誕生日パーティーには、ブラックレースのシースルードレスで。相変わらずセクシーでかっこいい、ケイトのスタイルは健在です!
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