顔全体にハリを出すためのハイライトテクニック3 

続いては、冒頭でイガリさんが言っていた“ハリ”出しテクニック。
「片岡さんのように顔が小さい方は、顔のなかで余白が少ないので顔が縦に伸びたような間延び感は少なめ。ですが、年齢によるたるみが影になって目立ちやすい。だから、年齢を重ねるとたるみが気になるという人が多いんです」とイガリさん。
つまり、顔に十分にある影をメイクでさらに作る必要はないということ。代わりにハイライト(フーミー パウダリームグロウ)を全体に散りばめることで、余白がない顔をふっくらとした顔立ちに仕上げていきます。

【イガリメイク】幼く見える顔は40代以降「たるみ」に悩みやすい!大人っぽいのにふっくらさせるハイライト・シェーディングテクを解説_img0
使ったのは、クリーム状とパウダータイプ、ふたつのハイライト。パーツによって使い分けます。 左から:フーミー パウダリームグロウ ペルシャベージュ、おでかけUVパウダー C(ともにイガリさん私物)


① 【頬骨に対して縦横ハイライト】→全体をリフトアップ
頬骨の下あたりを目安に、頬を横切るようにハイライトを入れます(❶)。ポイントは、床と平行になるように真っ直ぐに入れること。
さらに、頬骨にそってハイライトを入れ、そこから下方向に縦状にハイライトをなじませる(❷)。頬骨より前の顔の中心部分が前に出て見え、キュッと小顔感は残しつつも立体感あるハリ肌に。

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② 【小鼻横の点ハイライト】→顔の中心部分を前に出す
小鼻横のほうれい線にクリームハイライトを指先に取り、点状になじませる。また、ほうれい線を境にして内側と外側の肌色を揃えるようにハイライトをなじませる。

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③ 【眉上の直線ハイライト】→目元の奥行きを強調
眉頭から眉山にかけての直線部分の上にはパウダーハイライトをブラシを使って塗る。また、眉間のTゾーンにもパウダーハイライトを。こうすることで眉の散らばり感がなくなり目元が洗練された印象に。

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 ベースメイクまでFINISH! 

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次回はこちらの片岡さんになるまでのパーツメイクについてご紹介します。

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撮影/柏原力
ヘアメイク/イガリシノブ(BEAUTRIUM)
スタイリスト/伊藤あかり
取材・文/畑中美香
 

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前回記事「【イガリメイク】厚化粧はイヤ。幼な顔を年相応にメイクするには、下地で「ハリ」さえ作ればOK」>>

 
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