若い人に流行っているような色や質感はちょっと……、大人にふさわしいメイクがいい。40代にもなるとそんなことを思ったりもするのですが、「私にはこれが似合う」と安心アイテムばかり使っていると……「地味」「無難」の落とし穴もありますよね。流行色は気になるし、確かに雑誌やメディアで見る大人のモデルさんや女優さんはつけこなしているけど、あれはプロのテクニックがあるからよね、な〜んて思ってはいませんか? なんと、そのプロのテクニック、お金で買える時代になりました。今週のお助けコスメはこちらです。

24SS アイパレット【07 サイレントベージュ】¥1460/ソポ


プロのような「ぼかし」を偽造できるから、メイクが上品に見える


20代メディアも30代メディアも40代メディアも経験して、さまざまなメイクさんのメイクを間近で拝見する機会を得て、大人っぽさって実は色みやキラキラの有無じゃないんだな、とわかりました。大人にだって実はちゃんと似合うのです。ただし、華やかな色やキラキラが若い人にしか似合わない気がする理由は、これらの色は「なじませ」にテクニックが必要だからだと思います。

若くてみずみずしいうちは、多少メイクが下手っぴでもなんだか魅力に変換されすらします。しかし、大人だと服装やヘアも落ち着いてきますし、顔の陰影も増えてきますし、メイクが顔や肌の色になじんでいないとどうしても雑っぽく見えてしまうのですね。

 

プロはとにかくぼかす、ぼかす、ぼかす。顔立ちになじませるテクニックがすごいです。もちろんそんなメイクの技術を鍛錬するのもひとつの方法ですが、最近よく見る淡いベージュのアイシャドウを使えば、なんとその技が偽装できるのです!

実験①この春いろんなブランドから出ているラベンダー・パープル系のパール感のあるアイシャドウをまず普通に塗ります(左)。その上からソポのアイシャドウの右上↗︎のマット質感のサンドベージュを塗りました(右)。重ねたほうがメイクが上手い人に見えませんか? ストッキングをはいた脚のように、パープルのパールの立体感は残ったまま、ふわっとぼかすことができました。
実験②ピンクとパールオレンジが今っぽいパレットで目元をメイクしました(左)、その上からソポの右上↗︎のサンドベージュと左下↙︎の茶ベージュをミックスして重ねました。かなり大げさに塗りましたが、ベージュを重ねると新鮮ながら派手すぎない仕上がりに落ち着いたのではないでしょうか? ちなみに全身を撮るファッション撮影の時は、このくらいがちょうどよかったりします。記念撮影が多い今の時季、おすすめかもしれません。
実験③上まぶたには立体感を引き出すのに最強なギラギラパールゴールドを、下まぶたには若草グリーンのキラキラ入りを塗りました(左)。上まぶたにはソポの右上↗︎のサンドベージュ、下まぶたにはソポの左下↙︎の茶ベージュを重ねました。これ、すごく好きです。春らしい軽やかさがありながらメイク不足な感じもなくいい感じ。立体感が忍ばせてあるからか淡色でもボヤッとしません。
最後に残った↖︎↘︎の2色の使い途を。こちらは下まぶたの涙袋をふわっと引き立てるのに使ってみました。ここまでもたくさん使ってきた↙︎↗︎の2色を混ぜて涙袋全体にふわっとのせて(左)、その後↖︎↘︎の2色を混ぜて涙袋に高いところにささっとのせます(中)。色づきはごく控えめなので、とても自然です(右)。

色名が【サイレントベージュ】とあるように、とても控えめなベージュのパレット。締め色がないと「落ち着かない」「使い方がわからない」と大人は敬遠しがちかもしれません。ですが、ご覧のように流行色を上品に変換するのにとても便利なんです。こちらの色、実は人気ヘアメイクGeorgeさん監修色。やはりプロはさすがですね〜。全国のファミリーマートでも購入できますので、よろしければチェックしてみてください。


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