【夜】魚やじゃがいもなど消化のよい食材を摂り、れんこんで満足度を上げる
寝て起きたときに身体が重い、疲れがとれない、という方は、夜の食事が多かったり、消化の悪いものを食べたりしていることが原因かもしれません。そういう面からも、夜はボリューム控え目で、消化によいものを組み合わせて食べることをおすすめします。
たとえばこの組み合わせ。おにぎりや煮物で消化にいい一方で、物足りなさがあるかもしれないので、れんこんきんぴらのシャキシャキ感で補いましょう。
① ツナおにぎり
肉と比べて魚は消化がしやすく、夜に食べるのにおすすめです。おにぎりの代わりにおかゆにすると、体温も上がり、新陳代謝がよくなります。
② 肉じゃが
少量のお肉と消化のいいじゃがいもなら、胃腸に負担がかかりません。じゃがいもは加熱してもビタミンが壊れないので、野菜不足という方にはとくにおすすめです。代わりにイカと里芋の煮物もOK。夜はサラダより、煮物など温かいものがおすすめです。
③ れんこんきんぴら
れんこんのシャキシャキの歯応えで食感を変えて食事の満足度を上げ、物足りなさを補います。代わりにもずく酢もおすすめ。もずくはミネラル、ビタミンが豊富。お酢は血糖値を上げにくくしてくれるので、食べ過ぎ防止になります。
著者プロフィール
齋藤 好美(さいとう よしみ)さん
株式会社イートバランス代表取締役。ビバランスダイエット協会代表理事。30年間にわたり15キロのダイエットとリバウンドを繰り返す人生のなかで、太っているのに病院で「栄養失調」と診断される。その後、食べないダイエットをやめ、朝ごはんの食べ方を工夫するオリジナルのダイエットを実践。その結果、半年で7キロ痩せ、人生が変わる。
栄養の知識がない・時間がない・料理が苦手・普通の主婦だからこそ、いかに効率よく簡単に「栄養バランス」をとることができるかを探求。「ビバランスダイエット」を立ち上げ、3年間で5万食以上もの食事にアドバイスを行い、受講生の約9割が3キロから10キロ以上のダイエットに成功。痩せる以外に、肌艶がよくなった、爪が割れなくなった、便秘が解消したなどの体質改善効果の声も多い。
アメブロ1記事で10万PV、ダイエットジャンル1位獲得。本書が初の著書となる。
監修者プロフィール
濱 裕宣(はま ひろのぶ)さん
東京慈恵会医科大学附属病院栄養部 部長。一般社団法人 栄養まるごと推進委員会理事長。給食栄養管理と臨床栄養管理をバランスよく機能させ、患者の立場に立った食生活の向上指導にあたる。『慈恵大学病院のおいしい大麦レシピ』(出版文化社)、『その調理、9割の栄養捨ててます!』(世界文化社)など、同病院栄養部監修による多くの健康レシピ本にかかわる。「世界一受けたい授業」、「ヒルナンデス!」(いずれも日本テレビ)、「めざましテレビ」(フジテレビ)をはじめ、多くのメディアにも出演。また、「栄養まるごとプロジェクト」の活動で、学校給食での「皮ごとたべる文化」を広めている。
『カロリー気にせず食べて健康に痩せる コンビニ3品ダイエット』
著者:齋藤好美/監修者:濱 裕宣 KADOKAWA 1430円(税込)
ダイエットとリバウンドを繰り返した挙句、太っているのに栄養失調と診断された著者が、その苦い実体験を反面教師にして生み出した「コンビニ3品ダイエット」を紹介します。ルールにそってコンビニ食品を3品選ぶだけ、という手軽さに加え、白米や揚げ物もOKというストレスフリーな点も大きな魅力です。
食品イラスト/深蔵
構成/さくま健太
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