あなたの願いは、今からでも絶対に叶えられる
キラキラさん、こんにちは。堅実な金銭感覚をお持ちで、節約の意識が高いことは素晴らしいことだと思います。ですがキラキラさんはご家族のため、ご自身がもっと輝く人生を送るために、「幸せなお金の使い方」がしたいということですね。けれど、心配性な性格のせいでそれができないとのこと。それに、「正社員に戻れない」こともお悩みの一つとして挙げてくださっているのを見て、キラキラさんは元々仕事がお好きだったのだろうと感じました。
ご主人の収入で生活には困らないとしても、正社員として働いていたキラキラさん。「自分も以前のように働けていれば、世帯年収をこれくらい上乗せできたのでは」「預金通帳の額面だって、もっと余裕のある額になっているのでは」と想像を巡らせてしまうのかもしれません。ですが今は、キラキラさんが外で働くことが難しく、その部分は変えることが難しいのですよね。
でも、「イキイキした笑顔いっぱいのママになりたい」というあなたの願いは、今からでも絶対に叶えられると私は感じています。
「お金は自分の学び、経験のために使いなさい」父の言葉
ここで少し不思議なお話をするのですが、私の父は“臨死体験”をしているのです。すでに他界しているものの、病で倒れて集中治療室で意識が戻った後、父はこんなことを子どもの私たちに言いました。
「さっき走馬灯のようなものを見た。自分の人生を振り返るような内容だった。お前たちには“お金をしっかり貯めろ”と言ってきたが、自分が間違っていた。お前たちが働いて得たお金は自分の学び、経験のために使いなさい」
我が家は貧しい家庭でしたので、“お金をしっかり貯めろ”は父の教育方針でもありました。ですが父曰く、走馬灯で見た自分の人生が“くだらない”と感じたそうなのです。人はたくさんの経験をして魂を輝かせるために生きているはずなのに、我慢に我慢を重ねてきた自分の人生は「一体何だったんだろう」と思ったそうです。
私は父のその言葉を聞いてから、働いて得たお金を“自分の経験”のために使うようになりました。日本で働いてお金が貯まったら、パリに行ってパリコレモデルとして舞台に立たせていただいたり、学びやチャレンジに投資したり。そんな人生でしたので、40代前半まではまさに“自転車操業”と言ってもいいほど、お金の面では安定していなかったのです。やっと多少の蓄えができ始めたのは、40代半ばからでした。
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