とどまることを知らない韓国ドラマブーム。当記事は、ライター・小澤サチエが、韓国俳優たちの芸能事情を語ります。
日本に最初の韓流ブームが訪れてから20年以上が経過しますが、当時から知名度が高く、現在も活躍し続けている韓国俳優は多くいます。
例えば『愛の不時着』などで知られる、女優のソン・イェジン。現在42歳です。
20年近くソン・イェジンをウォッチしていて驚かされるのが、年月とともに、美しさにどんどん磨きがかかっているということ。今回は、ソン・イェジンの20代から現在までの遍歴を辿ります。
『私の頭の中の消しゴム』が大ヒット。20代は清純派女優として大活躍
ドラマデビューは2001年の『おいしいプロポーズ』。その後、『冬のソナタ』と同じ四季シリーズのひとつである『夏の香り』で主演。
さらに映画『私の頭の中の消しゴム』(2004)や、ペ・ヨンジュンと共演した『四月の雪』(2005)でヒロインを演じ、ソン・イェジンは20代前半にして、スターの座に上り詰めました。これらの作品は当時、日本でも大ヒットしています。
初恋をテーマにした作品や純愛モノのヒロインを演じたことで、“国民の初恋”と呼ばれ、多くの人から愛されました。
その後も続々と、ドラマや映画で主演を務め、清純派ヒロインのイメージを確立しました。20代の頃のソン・イェジンは、メイクなどもナチュラルなものが多く、ピュアでキュートな印象です。
主演クラスの女優は高嶺の花的イメージの女優が多い中、ソン・イェジンは親しみやすさが魅力。好感度が高く、たくさんの作品に引っ張りだこだったことも納得です! 28歳の時にはドラマ『個人の趣向』(2018)でイ・ミンホと共演し、ラブコメのヒロインを見事に演じました。
30代では演技派女優として様々な作品に挑戦。
20代は立て続けに恋愛系の作品に出演していたソン・イェジンですが、アラサーの頃からは恋愛以外の作品にも挑戦していきます。31歳の時にはサスペンス映画『殺人の疑惑』(2013)に出演。韓国で実際に起きた三大未解決事件の一つをモチーフに、父親を誘拐殺人事件の犯人と疑う主人公を演じました。
こちらは『殺人の疑惑』の映画公開イベントの際のソン・イェジンと、父親役を演じたキム・ガプス。ちなみに当作品では、主演二人のとんでもない演技力に終始惹きつけられます。
30代になったソン・イェジンは、単なる清純派ではなく、演技派俳優としてますます作品の幅を広げるようになりました。
ついに運命のパートナー、ヒョンビンとの出会いが……!
2018年には、映画『ザ・ネゴシエーション』で、後に夫となるヒョンビンと共演!
当時から交際疑惑はあったものの、実際交際に至ったのは、これより後の『愛の不時着』(2019-2020)の共演がきっかけと言われています。しかしすでにあまりにお似合いすぎて、噂が出るのも納得。
当時ソン・イェジンは36歳。のちに夫となる運命の相手との出会いが関係しているかはわかりませんが、あきらかに美しさがパワーアップしている……!
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