値段が高ければ良いわけでもない、
その理由
みなさま、こんにちは。
大草直子です。
今日は昨日とうってかわって、暖かな1日。
朝から、とあるストアの取材を、編集部の匂坂と。
困った時のミモレ丈スカート、ということで。
アーカイブを見ていても、本当にこのスカートを
はいていることは多い私。
丈がたっぷりしているのと、
しなやかな素材、そして合わせやすいキャラメル色なので、
どうしても手に取ってしまうのです。
今日はこのルックにロングコートを合わせてきましたが、
途中で暑くて脱いでしまいました。
さて、今日は値段の話をしたいと思います。
今朝取材にお邪魔したストアで手に入れたのは、
¥1990(税別)のストローハット。
昨年同じものを購入して、本当に良かったので今年は色違いで。
プールサイドや旅先で、もうそれこそファンデーションが付くのも気にせずかぶっていたら、
さすがに汚くなり処分してしまったので。
数年前、イタリアで購入したボルサリーノのハットは、
汚れ防止のためのケアをしているし、
よもやプールサイドではかぶったりしません。
セール中でも¥20000近くしたハットは、型崩れを防ぎ、
5年は愛用したいな、と思っています。
値段で「もの」の価値が決まるわけではありません。
記号でしかない、と思うときもあります、
ただし、その「もの」の人生は、買ってから始まります。
手に入れておしまいではありません。
素材によっては「手のかかる」子もいれば、放任主義でも大丈夫な子もいる。
私は買う時のプライスに、必ず「お手入れ代」をプラスして吟味します。
クリーニングに毎回出さなくてはいけないアイテムなら、その金額を。
その計算をしてから、価格が適正か決定するのです。
1シーズンしかもたないけれど、¥1990(税別)のハット。
5年以上かぶる、¥20000のハット。
どちらも正しい価格。そう思います。
急に暖かくなったからか、ランチや打ち合わせの合間に「春物」が見たくなって、表参道や新宿三丁目をうろうろ。ファッショナブルなストアでは、そこかしこで英語や中国語や韓国語が飛び交い、外国人旅行者の方が多いなあ、と気づきます。日本のセンスやセレクトを愛してくれるのって、なんだか嬉しいですよね。
ニット/デザインワークス スカート/ヌメロヴェントゥーノ ブレスレット〈グリーンの石〉〈ダイヤモンド〉/旅先で購入したもの 靴/ヴァレンティノ
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