【未来型ぐるぐる思考の解消ワーク】漠然とした部分は細かく段階を分ける

新しいことに挑戦できないのは、「かくれ繊細さん」が原因かも。自分でも気づかない「HSP」気質を克服するには?_img3
写真:Shutterstock

④ ③で書き出した手段のうち、ひとつを選択して、その手段に到達するまでの段階を細かく分けてみましょう。

(例)「海外にワーキングホリデイする」を選択した場合

1段階目 ワーキングホリデイできる国を調べる
2段階目 それをサポートしてくれる人、団体がないかどうかを調べる
3段階目 ワーキングホリデイしている人のブログを読む
4段階目 どこの国に行きたいか候補を上げてみる
5段階目 ワーキングホリデイになにが必要か書き出す
6段階目 仕事を数か月休めるか職場に打診する
7段階目 ワーキングホリデイに行くにあたっての不安事項を書き出す

など。
 

⑤ 書き出した項目のうち、漠然としていて不安が大きい項目を、さらに細かい段階に分けてみましょう。

(例)「仕事を数か月休めるか職場に打診する」という項目をさらに細かく分ける場合

1段階目 職場の休職制度について○○さんに聞いてみる
2段階目 職場で過去に休職した人がいるかどうか調べる
3段階目 過去に休職した人に直接メールしてみる

など。

このワークをやってみて「動き出せそう」「行動したい」と感じたら、その行動をしてみるといいですね。それが根本的解決につながっていきます。

そして、最初にお伝えしたように、行動しながらぐるぐる思考が起こるのは必然です。ぐるぐるしたら、ぐるぐる思考を止める方法をためしてみて、また行動に移していきましょう。
 

 
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『かくれ繊細さんの 「ぐるぐる思考」からの抜け出し方』
著者:時田ひさ子 廣済堂出版 1540円(税込)

ベストセラー『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』の著者が、共感能力が高く、それゆえ繊細で傷つきやすい「かくれ繊細さん(HSS型HSP)」に向けて生きづらさを軽減する方法をアドバイス。考えすぎて新しい一歩が踏み出せない、過去の失敗に囚われて自己嫌悪に陥る、といった「ぐるぐる思考」への対処法を分かりやすく解説します。


構成/さくま健太
 

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