心を奪われたボッテガ・ヴェネタの香り、
そして23区のカシミヤの肌触り♥
展示会巡りが続いています。
たくさんのラグジュアリーな「手触り」、「色の深さ」、「豊かなシルエット」は、やはり秋冬ものならでは。夏のからっとした、もしくはポジティブなプレゼンテーションとは違い、これからまだ本格的な夏に向かう今、この重たさがとっても美しく感じます。
と言っても、また冬の終わりには「夏を夢見る」のですが(笑)。
昨日回ったのは、まず、ボッテガ・ヴェネタ。もちろんイントレチャートに代表される、独創的なデザインのバッグや、シンプルながらトレンドを映したパンプスも素敵だったのですが。
私が心(もしくは鼻?)奪われたのは、新しく発表される香り。会場に入った時に、さまざまに複雑な――けれど、例えばフレッシュなグリーンだったり、もしくは木の机に置かれたローズだったり――1つ1つの香りが控えめに品よく主張していて、思わずため息が漏れてしまったほど。
高校生のときにアメリカに留学し、ホームステイ先のホストマザーからプレゼントしてもらった香りが、私のファーストフレグランス。彼女がハグをしてくれるときに、首筋からふんわりと立ち上る香りに憧れて。それを褒めると、ずっと覚えてくれていて、私が日本に帰る日に、プレゼントしてくれたのでした。
それからさまざまな香りにトライしてきましたが、「あ、あのブランドのあの香水」とすぐにはわからない、けれど、記憶と鼻孔の奥に残るような個性的な香りは、久しぶりに「衝撃的な出会い」でした。
「パルコ パッラーディアーノ」と名付けられ、1日の時間軸を表現した6つの香り、6月6日よりボッテガ・ヴェネタ ブティックで先行発売されるそうです。ちなみに私は、5を買おうと思います!
そしてもう1軒、23区の展示会へ♥ オーセンティックなブランドとの積極的なコラボレーションや、きれいでコンサバティブでありながら、「今」を間違いなく表現した色出しやデザインは、撮影などで服をお借りしても、いつも可愛いなあ、と思っていました。
大好きなキャラメル色を中心とした色出しに、個人的に感動したのですが、ピンクベージュのエコファーのベストや、リーバイスの初期モデル(マリリン・モンローが履いていたジャストウエストのデニムなど)を模した、今っぽいデニムにも目が釘付け。
さらに、実は数シーズン目だという、オーダーシリーズ。カシミヤのニットのディテールが選べたり、カーディガンのボタンが選べたり。カスタマイズできるのが面白い!
これから夏が来る、というのに、次の秋の着こなしに思いを馳せてしまいました。
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